＊ ページ36
「ト、トレイさん……いま、岩をレシーブしましたか！？」
「岩にゴムボールの要素を上書きしたんだ！あいつを攻略するためには、飛んでくる岩をどうにかしなきゃと思っててな。
投石対策は俺に任せろ。ヴィルは攻撃役、アズールトジェイドは補助役だ！少しずつ距離を詰めて追い込んでくれ！」
トレイの指示を下すと、3人はすぐさま動き出す。
「はぁああっ！！」
ヴィルが主導となって魔法を撃ち込み、アズールとジェイドがサポートする。
しかし、怪物は一向に倒れる気配を見せない。
「く……いくら魔法を撃ち込んでも、効いている実感がありませんね……」
「ですが、こちらが押しています！トレイさん、“ステップ4”いつでもいけますよ！」
「もう少しだ！皆、そのまま攻撃を続けてくれ！」
必死に足止めするも、癇癪を起こした怪物が再び岩を投げつける。
「また岩を……！」
「『
「このまま長引くと厄介ね……。“ステップ4”はまだなの、トレイ！？」
「まだ……あと少し……！」
「トレイさん！」
一向に実行しないトレイに焦れる面々。
怪物が何度目かわからない咆哮を上げた――それがまた合図となった。
「……よし！皆、“ステップ4”だ！！」
「ようやくね。アタシをこんなに待たせられる奴なんていないわよ！」
「配置につきました！」
「ヴィルさん、お願いします！」
「……食らいなさい！！」
ヴィルが閃光魔法を発動した直後、怪物はすぐさま別方向へ回避した。
「な……！？」
「閃光の魔法の予備動作を見て、発動前に避けた……！？」
「あの一瞬でですか！？目をくらませた隙に湖に落とす作戦が……！」
「いや……問題ない」
3人が苦しい顔をするも、トレイは何故か冷静だ。
そう思った直後、回避した怪物がズルッ！！と滑った。
「えっ？」
そして怪物は、そのまま湖に落ちていった。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
