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うわぁ……この2人のイデア先輩に対する認識が辛辣すぎる。
自業自得とはいえ、ご愁傷様です。
「ひい……ヴィルもアズールもすげえ怒ってんだゾ……」
「ヴィル先輩、どうします？」
「強引にでも連れ戻すのが一番いいけど、そう簡単に見つけられるとは思えない。あの2人も逃げたらどうなるかくらいわかってる。徹底的に居場所を隠すはずよ」
「それに、失踪を知っていて連れ戻さなかったとなると僕たちも連帯責任を負わされかねません」
「どうする？いなくなったことを最後までバルガスには隠し通す？」
「それも考えましたが、いずれ限界が来るでしょうね。イデアサンは寮長なので目立ちますし。ここはいっそのこと、堂々と犯人を差し出し、我々は責任を果たしたのだと強調するのがいいでしょう」
「まあ、元はといえばあの兄弟が逃げたせいだものね。仕事を放棄して兄を優先するなんて……まだ映研の一員としての自覚が足りないみたい。映画研究会はそんなに甘くないところだって、オルトにもしっかり理解させないと」
「ええ。ま、もしイデアさんがバルガスに『運動部に転部だ』と言われたら助けてあげてもいいですよ。……泣いて慈悲を請うならね！」
暗がりでもわかる極悪面の2人を見て、グリムは若干引いていた。
うん、気持ちはわかるわ。
「うわぁ……ヴィルもアズールもすっげーワルい顔してるんだゾ」
「敵に回すと恐ろしい2人ね……」
そんなこんなで、私たちは作業を再開して坑道の中を進み続けた。
「どうやら、行き止まりみたい」
「これは……ずいぶん広い空間に出ましたね」
「魔力の反応も強い。特にこの白い地層……ここなら課題の規定に合う魔法石が見つかるかも」
そう言った直後、もはやお馴染みとばかりに妖精が現れた。
「おや、この音は……」
「妖精ね。まあ、来るとは思ってたけど。なにせ、入り口付近で小さな魔法石を採っただけで襲ってくるくらいだし。お望みなら、何度でも追い払ってやるわ。……来なさい！」
果敢な態度でそう言ったヴィル先輩に、妖精は勢いよく迫って来た。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
