EPISODE5-6 ひとつ提案してもいいか？ ページ27
突然襲った轟音と暗闇。
ついに、バルガスキャンプの最終課題が本格的に始動したのだ。
「皆、大丈夫か！？」
「くっそ〜、急になんか落ちてきたせいで焚火が消えて前が見えねー！なにが起きたんだ！？」
すると、遠くから何かが投げる音がした。
「ん？なんか飛んでくるんだゾ。ボール……？」
「……違う、岩だ！！グリム、A、俺の後ろに隠れろ！」
トレイ先輩が前に出ると、防御魔法を使って岩を受け流す。
「くっ……！！受け流せたが、このままだとまずいな……」
「ト、トトト、トレイ〜！よくやった！このまましっかりオレ様たちを守るんだゾ！」
「大丈夫ですか！？マジカメペンがないのに……」
「これくらいなら平気だ！それより、一旦安全なところまで逃げ……」
そう言った直後、暗闇の中から巨大な影が現れる。
そう、あの怪物。
「なんだ、あいつは……」
怪物は雄叫びを上げると、そのままトレイ先輩に突っ込む。
「うわっ！？なんて力だ、防御魔法が破られる……！」
「ふなぁあああっ！？」
「グリム！？おい、大丈夫か！？」
「ひ、ひぃいいいいいっ！！」
「ぎゃぁっ！？」
グリムに続くように響く悲鳴。
それを聞いて、トレイ先輩は必死に声を上げる。
「皆どこだ、返事をしてくれ！
「ト、トレイ！助け……うわぁあああああっ！！」
「きゃあああああっ！！」
ケイト先輩が悲鳴を上げたタイミングで、私も怪物に捕まり悲鳴を上げた。
内容がわかっているとはいえ、流石にこれは怖い……！！
内心そう思いながらも、私は抵抗しないまま怪物に連れ去られた――。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
