＊ ページ26
トレイ先輩たちがそのまま薪がある方へ向かうと、グリムはぐーっと伸びをした。
「……さーて、今のうちに寝とくんだゾ。ゆっくりできるのはあと少しだしな……ふぁ〜あ」
「そうね。ふわぁ……おやすみ、グリム」
互いにあくびをしながら、私たちは仮眠を取るべくテントを借りることにした。
No side
予備の薪を取りに行ったトレイは、自分たちが置いた場所に足を運ぶ。
「薪は……ああ、ありましたね」
「すごい、たくさんある！さっすが、サイエンス部は人手が多くて羨ましいなぁ」
「確かに多めに用意はしていたが……おかしい。俺が見たときから薪が全然減ってないぞ。道に迷ったのか？いや、場所を知らないカリムはまだしもルークに限ってそんなことは……」
流石に不審に思ったトレイに、ジェイドが声をかける。
「……トレイさん。ここに、誰かの上着が落ちています」
「これは、カリムのものか？ずいぶん汚れてるな。どうしてこんなところに……」
土で汚れたカリムの上着を見た後、すぐに近くに太い線があった。
「よく見ると、地面に何かを引きずったような跡がある。ルークとカリムになにがあったんだ……？」
そう言った直後、ドコン！！ととてつもない轟音が山中に響いた。
その音が出たと同時に、周囲が一気に暗くなる。
「な、なんだ！？」
「う、うわぁああああっ！」
「今の悲鳴は……！」
「サイエンス部員の声だ！いまの大きな音と悲鳴……急いで戻るぞ！」
最早カリムたちの心配すらできない状況になり、トレイたちは急いでキャンプ場へと戻った。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
