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一応、信じてもらえなくて拗ねる演技をすると、トレイ先輩は申し訳なさそうに苦笑した。
「えっと……結局、今夜はどうやって過ごせばいいんだ？」
「この騒動がバルガス先生の課題であるとしても気を抜くことができないのは確かです。ここは大人しく、各部がそれぞれ集まった状態で朝を待つほうがいいかもしれませんね」
「そうだな。朝になれば闇の鏡を通って学園長が迎えに来るはず。2、3人で1組の見張りを立てて、日中の課題で体力を使った奴は休んだほうがいい」
「つまり、やることとしては妖精から焚火を守るのと一緒ってこと？」
ケイト先輩のたとえ、トレイ先輩はその通りと頷いた。
「ああ。軽音部と山を愛する会は人数が少ないし、サイエンス部と合流するか？」
「おおっ、人数が多いと安心できるぜ。ありがとな、トレイ！」
「助かります。あやうく、3人人員で徹夜するはめになるところでした」
「アタシたちは、昨日までと同じ見張りのタイムスケジュールで行くわよ」
「「は、はい！」」
寮長・副寮長が主に先頭に立って指示していると、トレイ先輩は私たちの方を見た。
「そうだ、グリムとAもサイエンス部のテントに来るといい」
「えっ！いいのか？」
「もちろん。これは文化部だけじゃなく、ここにいる全員の危機だからね」
「ありがとうございます。頼もしいです」
「やったー！ついでにメシも食わせてくれ〜！」
「はは……一応、危機感は持ってくれよ？」
相変わらずすぎるグリムに呆れながら、全員が焚火を囲みながら夜を過ごす。
そうして、文化部の最終課題が静かに始まった―――。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
