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縋るように2人を見つめるも、彼らの口から出たのは予想に反した言葉だった。
「……ヴィルとジェイドの言うことも一理あるな。部屋が荒らされていたのは俺も見たが……実際にバルガス先生が襲われたところは、グリムとAも見てないんだろう？」
「そ、それは……どうだったっけ……？」
「うーん。どうもあいまいだな。いくらマジカメペンがない状態だとしても……イデアとオルトを倒したあとに、あのマレウスとリリアを破って、更に続けてバルガス先生を倒すだなんて……そんなバケモノがいるっていうより、グリムたちの見間違いだと考えた方が可能性としては高い気がする」
「ええ。なにもかも不自然です。おそらく、襲われたように見せかけたのはバルガス先生の自作自演でしょう。僕たちを混乱させるのが目的だと考えればいろいろと腑に落ちます。いかにもあの筋肉男が考えそうなことですよ」
クソ、このインテリどもめ……！
あと、アズール先輩はさっきの暴言をバルガス先生に言いつけてやる！！
「襲われて行方不明ということにすれば、最終課題をするにあたって色々と動きやすいでしょうしね」
「バルガス先生は今ごろどこかでアタシたちを観察しているのかもしれないわ」
「そうだな。昨日解散する前、バルガス先生は最終課題が残っていると言っていたし……この騒動も、課題のひとつだと考えた方がまだ自然かもしれない。それじゃあ、今のうちから課題に備えておこうか。どんな内容でいつ始まるかもわからないしな」
そうして、トレイ先輩たちを中心に課題の準備に取り掛かった。
「くそ〜、誰も信じてねえ……」
「案の定というか、なんというか……」
「ん？グリムとA、なにか言ったか？」
「ぜ、ぜ〜んぜん。なんでもないんだゾ」
「ええ、何も。……どうなっても知りませんから」
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
