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特にこれだけ大きいと、道がいくつもあって、目印がなければ迷ってしまう。
……入学した時の私たち、よくここから無事に抜け出せたわね。
「ええ。手帳にマッピンクしながら進んでいるけど……分岐がたくさんある割に、どこも似たような風景。まさしく迷路ね」
「道中で魔法石の鉱床を見つかれば、これ以上奥へ進まなくても済むのですが」
「なんだアズール、ビビってんのか〜？」
「違います。これ以上、迷路をさまよって時間を無駄にしたくないんですよ」
「アズール先輩、将来は30分前行動が当たり前、食事はすぐに済ませるような仕事人間になりそうですね」
「やかましいですよ」
私の軽口に、アズール先輩は若干苛立った声で返した。
「アズール先輩、イデア先輩が急に姿を消したせいで気が立ってるんです」
「姿を消した？イデアが？……もしかしたら、オルトも……」
「オルトさんがなにか？」
「昨日の夕方頃、焚火の見張りをしたときから映研の誰もオルトの姿を見てないの。イデアのテントに顔を出すと言っていたそうだから、そのまま一緒にいると思っていたのだけれど……」
「……そうなんですね。実はイデアさんも、同じく昨日の夕方、僕たちが課題をこなしている間に姿を消しました。どうせ朝になったら帰ってくるんだろうと思っていましたが、依然として行方不明のまま……これは……」
「ええ、間違いなく……」
「「2人でサボっている！！！」」
そこで事故に遭っていると思わないところ、流石ナイトレイブンカレッジ生。
知り合いに対する認識がひどすぎる。
(まぁイデア先輩の件は当たってるものね……)
オルトも多分、それと関することだろう。
「焚火に対して異様な盛り上がりを見せていたので、不覚にも油断していました。そもそもあの人が、キャンプなんてアクティブな行事をまっとうにこなすわけがない……！」
「あんなにキャンプを楽しみにしていたオルトが自らサボるとは思えないけど……きっとイデアが泣きついて、ほだされたのね。どんな理由があろうと、役割を放り出すのは許せないわ」
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
