＊ ページ18
相変わらずダサ……失礼、個性的な姿ね。
「オレは襲撃のスタンバイに入る。お前たちも早く行け。頼んだぞ！」
素早く小屋を出て、森の中に入ってしまったバルガス先生。
それを見送ると、グリムは誇らしげに言った。
「まったく、オレ様たちを頼るだなんてバルガスもしょーがねーヤツだな〜」
「はいはい。さて、と……そろそろキャンプ場に向かわないといけないわね。私もできる範囲で頑張って演技するけど、グリムに頑張ってもらおうかしら」
「任せとけ。オレ様の名演技を見せてやるんだゾ！」
そう言って、私たちはキャンプ場へ向かう。
けれどどの道中、近くの小川にトレイ先輩とルーク先輩がいて、グリムはそれを目敏く見つける。
「おっ！あそこにいるのってサイエンス部か？ちょうどいい、キャンプ場まで行く手間が省けたんだゾ。おぉ〜〜〜〜い！！」
「ト、トレイ先輩！ルーク先輩！」
予定より早いけど、さっそく演技開始。
どうやら道具の後片付けをしていた彼らは、走って来た私たちを見て目を丸くしていた。
「グリム？Aもどうしたんだ？そんなに慌てて」
「た、大変なんだゾ〜！このキャンプにバケモノがいる！バルガスが襲われちまった！」
「そ、それで……そのままバルガス先生が連れ去られてしまったんです！」
「な、なんだって……？」
グリムと私の迫真の演技に、トレイ先輩は困惑した表情を浮かべた。
EPISODE5-3 ただごとではなさそうだ→←EPISODE5-2 腕がなるんだゾ〜
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
