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「アタシも耳を疑ったわ。まさかオルトが、イデアにそそのかされて一緒に逃げたかも、だなんて……。でも、映画研究会は自立心と節度を尊重する。どんな理由があろうとサボりは許せない。メンバー一同、この事態を重く受け止めているわ」
アズール先輩の半分八つ当たりな言い分と比べ、ヴィル先輩のはしっかり筋が通っている。
それを聞いたバルガス先生は、険しい顔をするもすぐに豪快に笑った。
「はーはっはっは！そうかそうか！どちらの部活も良い心がけだ。その熱い気持ち……早速バルガスキャンプの成果が出てきたようだな！あの2人が戻って来たら、その気持ちをぶつけてやれ！以上！」
「え……はい」
「思ったより、リアクションが薄いわね……。キャンプをサボったなんて聞いたら、怒ると思ったのに」
バルガス先生が予想に反した反応を見せたせいで、2人は困惑した顔を浮かべる。
しかし、何故か問題がないはずの軽音部からも手が上がった。
「あの、バルガス先生。実は……」
「
「リリアもいないのか？実は、マレウスも今朝から行方がわからなくて……」
シュラウド兄弟だけでなく、ツノ太郎とリリア先輩も行方不明という事態に周囲がざわつき始める。
あの兄弟はともかく、ツノ太郎とリリア先輩もいないなんて、こっちとしても予想外だ。
あの2人は、課題をサボるようなことはしない妖精のはずだ。
(もしかして、2人がいないのも最終課題に関係が……？)
だとしたら、なんのために……？
「全員、静かにしろ！！」
その時、その混乱を止めるようにバルガス先生が大声を出した。
「問題ない。こういうことがあるのも想定済みだ。行方の知れない生徒はオレが探しておく。それよりお前たちは、明日の最終課題に向けて十二分に筋肉を休ませておけ。では……解散！！」
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
