EPISODE5-1 筋肉を休ませておけ ページ14
日も暮れ、『バルガスキャンプ』は2日目の夜を迎えた。
部員全員は無事に今日を乗り越え、安堵の息を吐いていた。
「「よぉ〜し！2日目の課題は終了だ。全部活、2日目も無事に乗り越えられたようだな。筋肉にッ！良いハリが出てきているッ！」
「みんないつもと変わんねえんだゾ」
「あれ？デジャヴ？」
この会話、前回もしなかった？？
「……さて、いよいよ明日で『バルガスキャンプ』は最終日を迎える。最終日には当然、残された最後の課題に挑戦してもらう。内容については、その時が訪れれば自ずとわかる。常に緊張感をもって、全力で取り組むように！」
台詞も前回と一緒。
最初は何故こんなことを言ったのかわからなかったけど、一度経験すると全部手に取るようにわかってしまう。
「では、なにか質問のある生徒はいるか？なければこれで解散するぞ」
「バルガス先生！ひとつ、ご報告したいことがあります」
「ボードゲーム部のアーシェングロットか。どうした？」
「実は……同じチームだったイデアさんが帰ってきていないんです」
「映画研究会も同じく、オルトが行方不明なの」
「ふむ。シュラウドたちが……」
意味深な態度を取ったバルガス先生に、アズール先輩は頭を抱えた。
「僕たちは昨日の夕方からずっと、手を尽くしてイデアさんを探しているんです。しかし見つからず……信じたくない話ですが、キャンプから逃げてしまったのかもしれません……。
ううっ……私は……私は……同じボードゲーム部員として彼の行いが恥ずかしい！我らボードゲーム部は真面目な部員ばかりです。決してサボりを許しはしません！そうですよね、皆さん！」
「「「お、おぉ……」」」
うわ、ボードゲーム部が全員引いてる。
当然よね。こんなあからさまなことされたら。
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ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます。 (3月7日 15時) (
レス) id: ec16017b1d (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。27ページのトレイのセリフの夢主の名前が変わっていませんでしたよ。 (3月7日 14時) (レス) @page26 id: d363e1b9e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月26日 23時
