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茂みから登場した私たちに、カリム先輩が笑顔で話しかけてくる。

「グリムとAじゃないか!なんでここにいるんだ?」
「んなもん、記録係だからに決まってるんだゾ」
「お2人にはみなさんが課題に取り組む様子をゴーストカメラに収めて、記録してもらいます。運動部のときもお任せしたんですが、なかなかいい写真が撮れていましたよ」
「仕事ですからね。依頼人が満足できる写真を提供するのは当然です」
「い〜じゃん!早速1枚撮ってよ。ほらヴィルくん、一緒に写ろ♪」
「お断りよ。どうせ後でデータを貰って、マジカメにアップロードする気なんでしょ」

さすがというべきか、ヴィル先輩はここでも自分のスタンスをまったく崩さない。

「また、これも前回と同じですが、キャンプの間は鉱山のゴーストに補佐役をお願いします」
「「「よろしく〜〜〜」」」
「よし。メンバーも揃ったところで……これより『バルガスキャンプ』を開始する。ただ、その前に……マジカルペンとスマホは、ここで回収させてもらう。全員、学園長に預けるんだ」

以前と同じことを伝えると、文化部全員の顔色が変わる。
とくにイデア先輩は凄い。ム〇クの叫びみたいになってる。

「えええっ!?スマホ没収されたら、自分で写真撮ったりできないじゃん!」
「ネットでいろいろ調べたりできないのか?オレ、ちゃんとしたキャンプのやりかた知らないぞ」
「甘えるな!!課題は自らの筋肉と知識で乗り越えろ!!」
「心配すんな、写真ならオレ様っちがバッチリ撮ってやるんだゾ」
「いやー、せっかくだし自分で撮りたいっていうか……」
「これだから陽キャは……写真なんていちいち撮る必要ないでしょうに」
「ん?タブレットを持っている生徒もいるな。それも没収だ!」
「うわっ!さ、最悪だ……タブレットなしで3日間野宿とか無課金でダンジョン潜るようなものでは……」

バルガス先生にタブレット没収されて、落ち込むイデア先輩の横ではルーク先輩とトレイ先輩が少しだけ険しい顔をする。

「スマホはともかく、マジカルペンの没収は痛いね」
「ああ。ペンがなくても魔法は使えるが、ブロットの問題があるからな」

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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます! (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ?なにこれ?と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2024年2月9日 0時

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