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4人が和気藹々と話す横で、戻ってきたオルトがヴィルに挨拶する。
「これから3日間よろしくね、ヴィル・シェーンハイトさん！」
「よろしく。アンタは落ち着いてて頼りになりそうね。ボードゲーム部や軽音部を見なさい。落ち込んだり浮かれたりで忙しいジャガイモたちばかり」
「仕方ないよ。ヴィル。大きなイベントには違いないからね。私も行った先でどんな美しいものが見られるのか楽しみだ。トレイくんはどうだい？」
「はは……まあ、俺は転部が回避できればいいよ。サボってると思われない程度に上手くやるさ。とはいえ、運動着の着用が必須とは……結構しっかり体を動かすことになりそうだ」
トレイが自分の恰好を見ていると、ちょうどクロウリーととバルガスが鏡の間に入ってきた。
「よし。生徒は全員揃ったようだな。ではこれより、キャンプ地に向かう！闇の鏡よ！我々を目的地へ導きたまえ！」
バルガスの言葉に闇の鏡が反応すると、そのまま全員をキャンプ地へ移動させる。
キャンプ地は前回と同じドワーフ鉱山。鬱蒼とした森を見るなり、ジェイドは思いっきり深呼吸する。
「すう、はあ……いい匂いです。どこまでも広がる森。辺りを囲む巨大な山。最高のロケーションですね」
「ここは……確か以前、エースとデュースが食堂のシャンデリアを壊して行かされた場所だな」
「そうだね〜。そういえば、あのときも化け物に襲われたとか言ってたっけ」
「言われてみりゃ、なにか出そうな感じだよな。あの薄暗いところとか……」
トレイとケイトの話を聞きながら、カリムがそう言った直後、茂みがガサガサッ！と揺れた。
「……えっ！まさか、本当に出てくるのか！？」
「オ〜〜〜イ！」
「化け物というには、ずいぶん聞き慣れた声じゃの」
「あれ？あのシルエットって……」
ケイトがそう言った瞬間、現れたのがナイトレイブンカレッジではすっかり見慣れた姿。
「来るのがおせーんだゾ。いつまでオレ様を待たせるつもりだ！」
「おはようございます、皆さん」
茂みの向こうから現れたのは、オンボロ寮の監督生A・アマミヤと、グリムだった。
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
