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「もう我慢できねー！いただきまーす！あぐあぐ……うめー！！脂がのっててジューシーなんだゾ〜！」
「急いで食べて、喉に詰まらせるなよ？」
あぐあぐと食べるグリムの横で、私も分けてもらった切り身を食べる。
身がふっくらとしていて、塩と香草の味か口の中に広がっていく。
「分けてくれてありがとうございます。凄くおいしいです」
「ああ、いいんだ。好きなだけ食べてくれ。グリムがオオナマズを引き付けてくれなかったら、もっと捕まえるのに苦労してただろうし……そもそもあれだけ巨大だと、サイエンス部員が全員で食べても余るかもしれないしな」
「わははは、ざまーみろオオナマズ！オレ様を飲み込もうだなんて100年早いんだゾ！逆にオレ様が食い尽くしてやる！あぐあぐ……！！」
やっぱり食べられかけたのを根に持っているのか、いつもより食欲がすごい。
本当に全部食べ尽くしそう。
「グリムくんだけの手柄じゃない。トレイくんも大活躍だったね！」
「え、俺？オオナマズはみんなで捕まえたじゃないか」
「みんなで動くことが出来たのは、トレイくんの判断力のおかげさ。妖精が邪魔をしに来たとき、トレイくんはすぐに動いて彼らを追い払ってくれた。あの判断がなければ、私たちはオオナマズを逃がしてしまっていたかもしれない」
「い、いや……買いかぶりすぎじゃないか？俺は単に、ルークの方が力が強いからロープを離さずにいられるかなと思っただけだし……とにかくなんとかしないとと思って動いただけだ。褒められるほどのこじゃない」
「ふふ、トレイくんは照れ屋だね。まあそういうことにしておこうか」
「本当なんだけどな……。とにかく、俺も食うか」
ルーク先輩の褒め言葉をこれ以上受けたくないのか、トレイ先輩は誤魔化すような態度でオオナマズの切り身を食べた。
「……うん、確かによく脂がのってる。さて、次はどの課題に行くべきかな……」
食事をしながら今後の方針を決めるトレイ先輩たちの会話を聞きながら、私とグリムはサイエンス部特製オオナマズ料理を堪能しながらも、記録係の仕事をしっかりこなすのだった。
EPISODE4-2.5-1 もう少し美味しいものを�帰�←＊
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
