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一方その頃、映画研究会で焚火を見張っていたオルトは、課題を手伝い終えた部員に声をかけられていた。
「お疲れ。焚火の見張りの交代に来たよ」
「わかった、ありがとう！」
部員と見張りを交代してもらい、オルトはその場から離れながら今後の行動について考えていた。
「どうしよう……釣りもやってみたいし、湖に行ってみようかな。あ、そうだ。ボードゲーム部は兄さんが焚火の見張りをしてるんだっけ。それなら、湖に行く前に顔を出してみようかな」
そう思い、オルトはさっそくボードゲーム部のテントが張られている場所に向かう。
「兄さん、調子はどう？……あれ、いない……。ん？ここに落ちてるのって……兄さんのスマホ？どうして草むらの中に？」
草むらから見つけた兄のスマホを見て、オルトはさらに困惑する。
「しかも、がけもの動画を開いたままだ。この状態でスマホを放り出してどこかに行くなんて……。そんなのおかしい。きっと、兄さんの身になにかよくないことが起きたんだ……！
もうキャンプどころじゃない、オフにしていた機能を使ってすぐに探しに行かなきゃ！山の中は遮蔽物が多くて視界が悪い。上空から広範囲を捜索しよう。半重力装置起動。飛行モードに移行します」
機能をオンした直後、オルトはひとっ飛びで上空にたどり着く。
「うーん、近くにはいなみたいだ。それらしい反応を片っ端から当たるしかなさそうだな。熱感知センサー起動。マッピング完了。四足歩行生物の熱源を除外。対象、イデア・シュラウドの捜索を開始します」
捜索範囲と対象を設定し、オルトは凛々しい顔つきで空を飛ぶ。
「待ってて、兄さん。必ず僕が見付け出してあげるから！」
そうして、オルトは雲の中に紛れるように姿を消すのだった。
EPISODE3-2 まだまだ未熟→←EPISODE3-1 無駄にビビりましたわ
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
