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「お前たち、よく聞け！ナイトレイブンカレッジでは、運動部のみならず文化部も数々の実績を上げている。しっか―――し！お前たちは本当に今のままで満足か！？
我が校の生徒であれば、誰しも俺のような頭脳明晰かつ心身ともに強い者になりたいはず。もっと大自然からいろんなことを学び、心と体を鍛えたいと思っている……そうだろう？」
「いえ、俺たちは今の活動で十分なのですが……」
「そうだろう、そうだろう！オレのようなたくましい人間に憧れるだろう！そこで今回、お前たちにはオレ考案の育成プログラムに参加してもらうことにした」
「ちょい待ち。バルガス先生考案の育成プログラムって……」
「その名も、『バルガスキャンプ』！！徹底的に鍛えてやるから楽しみにしておけ！！」
トレイの言葉も、イデアの疑問を打ち消すその大声に誰もが絶望の悲鳴を上げた。
それは、そのキャンプから帰ってきた運動部の姿を知っているからだ。
「来週、お前たちには山の中で3日間の合宿をしてもらう。大自然の中で生活をしながら、特別に用意した課題に挑戦し……それを無事に切り抜けられれば、晴れてオレ様みたいな強い人気者になれるというわけだ！」
「ふふ……ついに来ましたね。2泊3日のキャンプ合宿が。前回、山を愛する会は運動部だと言っても聞き入れてもらえませんでしたが……文化部も行くことになるとは。嬉しい誤算です」
「ああ。セベクも実りある行事だったと言っていた。楽しみだな」
「楽しめる程度だったらいいんだけどな……」
参加ができて喜ぶジェイドとマレウスとは反対に、トレイは終始暗い顔のままだ。
「どういうこと！？拙者、状況が飲み込めてないんですが！？」
「今から数日前、運動部の人たちも同じようにキャンプに言ってたんですよ。聞いてませんか？」
「は？いや、拙者はなにも……」
「兄さん……多分なんだけど……イグニハイドは運動部所属の生徒が少ないから、キャンプの情報が回ってこなかったんじゃないかな」
「はっ！！」
オルトが告げた真相に、イデアは撃沈した。
「キャンプかー、楽しそうだな！けど、そもそもキャンプって体を鍛えるためにするものなのか？」
「いやー、違うんじゃない？それに、たった3日間だけ鍛えたところで強くなれるとは思えないよね〜」
「だいたい文化部にだって、アタシみたいに毎朝トレーニングしてる生徒もいるでしょ」
「僕は鍛える筋肉がないけど、それでも強くなれるのかな？どういう仕組みなんだろう」
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
