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グリムがそうぼやいた直後、
「そこまで！！」
バルガス先生のキャンプ設営終了の合図が出た。
各々が完成させたテントを見て、私たちの報告を聞いたバルガス先生は頷く。
「歪なものが目立つが……概ねのテントは問題ないようだ。全部活、ギリギリ合格といったところか。それでは、優秀者を発表する。グリムとAの報告から、優秀者としてふさわしいのは…………クローバー、ジェイド・リーチ、シェーンハイト、アーシェングロットの4名だ！」
「えっ……俺？設営は割と遅い方だと思ってたんだが……」」
「光栄です、バルガス先生」
選ばれて驚くトレイ先輩の横では、ジェイド先輩が笑顔でお礼を言う。
というか、アズール先輩のあのドヤ顔、ちょっとというか結構ウザい……。
「クローバー、ジェイド・リーチ、シェーンハイトの3名は迅速かつ的確に設営し、無駄もなかった。そのうえ他の生徒の補助も行うなど、協調性もある。規範としてふさわしいと判断したのはそれが理由だ。
アーシェングロットのテントには設営に不慣れな点が見られた。そこまで手際が良いとも言えないだろう。ただ、誰よりも肉体を使い、汗を輝かせていた！その努力を認めたというわけだ」
「ありがとうございます、バルガス先生」
「ま、まさか……やたら張り切って動いていたのは、頑張りをバルガスに見せつけるため……！？」
「今更わかりましたか。汗水たらして頑張っているほうが、ああいう単純な人間は加点してくれるものです」
「……今すぐ優秀者に外すよう進言してこようかしら」
「それはやめなさい」
アズール先輩の発言を聞いて、バルガス先生にチクろうとしたが、一歩手前で邪魔された。
チッ、抜け目のないタコめ。
「それで結局、特別なアイテムっていうのはなんなの？」
「バルガス先生が用意した、優秀者にだけ渡すアイテム……正直、期待より恐怖の方が勝つんだが」
「まあ慌てるな。優秀者へ与える特別なアイテムは……キャンプ用の衣類一式だ！！これから少しの間、休憩を取ることにする。優秀者は好きなものを一着ずつ取り、着替えてくるように！」
そうして優秀者が着替えに行っている間、他のみんなは休憩に入った。
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ミア - 36ページのグリムのセリフ【サイエンス部】が【セイエンス部】になってます。 (2月23日 13時) (
レス) @page38 id: 2dc0a598d4 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 修正しました。ありがとうございます！ (2月12日 22時) (レス) id: 2d3621a68f (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。12ページのオルトのセリフ『きっと』が『樹ッと』になってましたよ。一瞬えっ？なにこれ？と思いました。 (2月12日 19時) (レス) @page12 id: bedc6476a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2024年2月9日 0時
