EPISODE3-7 暇つぶしにもなりませんわ ページ5
エペルに案内されて別の区画の屋台に行くと、そこは人でごった返していた。
「あのお店は、人だかりが出来ていますね」
「あそこは木を使った工芸品のお土産屋です。豊作村は森林に囲まれているので、昔から林業も盛んでした。だから、木工の技術も高いんですよ」
「豊作村土産の定番品というわけですか。覗いてみましょう」
ジェイド先輩の提案で、そのまま木工芸品の屋台に行く。
組木細工で作った小物や、複数の木を合わせて作った動物のキーホルダーなど、かなり種類がある。
「うわー！いろんなものが売ってるんだゾ！」
「ここは、モルン山で採れる木を使った木工細工のお店です」
「置物、写真立て、食器、コースター……いろいろなものが売っているな」
「……決めました。僕はこの青い小鳥の笛を、フロイドとアズールに買って帰ろうと思います」
「早っ！」
最速で土産品選びを終えたジェイド先輩。
しかも、選んだ土産品はあの2人には似合わない青い小鳥の笛。
「あ、その小鳥の笛も、豊作村の名産品なんですよ。落ち込んだり臆病になったりした時に、吹くと元気になる……って言われているんです」
「それは素晴らしい。アズールもフロイドも、これを吹けば豊作村の温かみを感じることができますね」
「えぇ。素敵なお土産だと思います！」
「ああ。この笛を震撼な顔で演奏する2人が目に浮かびます。大喜び間違いなしです」
……私には嫌々笛を吹く2人が目に浮かんだんだけど。
その疑問を同じように抱いたのか、セベクがエペルに訊いた。
「……あの2人がこんなに小さくて可愛らしい笛を吹くか？」
「た、たしかに想像しづらいね」
「……まぁ、吹くか吹かないかは本人たちに任せましょ」
そう結論付けていると、イデア先輩も屋台にある品々を見ていた。
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ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (2023年3月1日 21時) (
レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 続き、15ページエペルのセリフ『開催する年』が『開催する都市』になっています。 (2023年3月1日 17時) (レス) id: d9657aee6a (このIDを非表示/違反報告)
ミア - いくつか訂正があります。イベントストーリー25、42ページ『型紙』が『髪型』になってます。 44ページのイデアのセリフ『しゃあなし』が『じゃあなし』 イベントストーリー26、5ページのエペルのセリフ『モルン山で採れる木』が『気』 に (2023年3月1日 17時) (レス) @page22 id: d9657aee6a (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - ありがとうございます！ (2023年2月23日 15時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
NA - 面白いです！続きも頑張ってください！応援してます! (2023年2月23日 15時) (レス) id: 9c547ad202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年2月21日 1時
