＊ ページ30
「ジャミル。お前も俺になにか用か？」
「妙にぼんやりしていたから、もしやお前もゴーストに取り憑かれたのでは……と様子を伺っていた。どうやら俺の杞憂だったようだが……みんなが無事だと分かって、気が抜けて眠くなったのか？」
「心配をかけたようだな。すまない。取り憑かれているわけでも、眠いわけでもないんだ」
「……ならいい。一緒に行動する中で君に負担を強いていなかったか俺としても不安だったものでね」
「ジャミルの知識や洞察力に助けられる場面は多かった。感謝している。おかげでリリア先輩とマレウス様のもとにたどり着くことができた」
「俺は特別なことはしていないさ」
シルバーの言葉にジャミルが小さく頭を振ると、ケイトは自然と会話の間に入る。
「一時はどうなることかと思ったけど……最終的には楽しいハロウィーンになって良かったよね」
「ああ。談笑したり、食事をしたり、ダンスをしたり……各々が楽しそうに過ごしている。その様子を、ここから眺めていた。皆の無事を確かめて、ようやく人心地つけた気がする。ただ……」
「なにか引っかかっているのか？」
「ほっとした途端に、実感した。今日はとても恐ろしいことが起きたのだと」
シルバーの言葉に、2人は思い出したように頷いた。
「確かに。ハロウィーンは最高の映えイベントだけど、ずっと終わらないってのはちょっとね〜」
「そうじゃない。俺は時間が止まることに恐怖したわけではなくて……親……リリア先輩とマレウス様が、前触れもなく俺の前からいなくなってしまう日がくるかもしれない。
そう思ったら…………怖くて、たまらなくなったんだ。あのお2人と別れる日が来るなんて、これまで1度も考えたことがなかったから」
シルバーのまさかの言葉に、2人は驚いて顔を見合わせた。
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ブロッサム(プロフ) - 訂正報告ありがとうございました！ (2022年11月28日 15時) (
レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。28ページの夢主の名前が変わってないです。 (2022年11月28日 14時) (レス) @page28 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そこはまだ考えてないので、お楽しみに！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - やった！嬉しいです！そういえば、ロロが夢主を月虹の魔女の子孫だと知ったらどんな反応する予定ですか？ (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - その予定です！ (2022年11月27日 16時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年11月14日 23時
