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「しかし、驚いたぞ。マレウスに面と向かって文句を言ってのけるとは」
「文句っつーか……至極真っ当な主張でしょ。同級生や先輩たちが次々と姿を消した挙句に、ゴーストの世界にまで駆り出されたんだから」
「やはりなかなかな骨のあるやつよ。マレウスもそう思わんか？」
「ああ。学園の生徒の多くは、僕を遠巻きにしている。姿を見るだけで逃げ出す者も少なくない。しかしお前は、1人で堂々と僕に意見してきた。さすがは僕をツノ太郎と名付けたAの友人というところか。悪くない。フフフ……」
「……はあ、なんか調子狂うなあ。怒らせなくて済んで良かったけど」
何故か楽しげな顔をするマレウスに、エースは胸を撫でおろしながらも気を取り直す。
「言いたいこと言ったらなんかスッキリしたし……オレもそろそろ楽しんでくるかー」
そう思った時、背後で聞き覚えのある声が自分を呼びかけた。
ようやく見つけたエースは、ちょうどツノ太郎とリリア先輩と一緒にいた。
「お〜い！エース、こんなところにたのか！オメーも来い！」
「グリム？デュースに、Aも……なんだよ、いきなり」
「せっかくだから踊ろうと思ったんだが、3人だとペアが上手く作れないだろう？お前が入ってくれれば、ちょうどいいと思ったんだ」
「そういうことだからエース、一緒に踊りましょ！」
笑顔で手を差し伸べると、彼は目を丸くしながらも小さく笑みを浮かべた。
「あーもー。しかたねーなぁ。付き合ってやるよ」
差し出した手をエースが取ってくれると、ツノ太郎が踵を返した。
「馴染みの面子が揃ったようだな。では、僕がオルガンで曲を演奏してやろう」
「じゃあ、せっかくだし。とびきりノリのいいやつ頼みますよ！」
「フッ……よかろう」
エースのリクエストに頷いたツノ太郎
パイプオルガンに向かう彼を見送ると、エースは素朴な疑問を投げる。
「つーかさ。お前ら、ちゃんと踊れんの？」
「私はもちろんできるけど……2人はどうなの？」
「あたりめーだ！オレ様の華麗なステップを見せてやるんだゾ！」
「僕だって、ダンスくらい余裕だ。見てろよ！」
うーん、自信満々に言うけど不安が消えないわね……。
ま、もしダンス中に転んでもそれはそれでいい思い出にはなるでしょう。
「気合い入れすぎてずっこけても知らねーぞ？ま、いっか。行こうぜ」
「ええ。パーティーはまだまだ続くんだから！」
そう言った私に、エースはにっといつもの眩しい笑顔を浮かべるのだった。
EPISODE5-13.5 心から楽しまなければ�帰�←EPISODE5-13.5 シャレになってなさすぎ��
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ブロッサム(プロフ) - 訂正報告ありがとうございました！ (2022年11月28日 15時) (
レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。28ページの夢主の名前が変わってないです。 (2022年11月28日 14時) (レス) @page28 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そこはまだ考えてないので、お楽しみに！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - やった！嬉しいです！そういえば、ロロが夢主を月虹の魔女の子孫だと知ったらどんな反応する予定ですか？ (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - その予定です！ (2022年11月27日 16時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年11月14日 23時
