＊ ページ23
「あーあー、もう。デュースもグリムもAも、楽しそうに踊ってるし……真面目に助けに来たのが馬鹿みてえ」
「そういやお前……やけに真剣な顔で『『ハロウィーンを終わらせ隊』は絶対に負けない！』とかなんとか叫んでたじゃねえか」
「えっ？オレそんなこと言ってた……？」
「あのダサい名前口に出すとかウケる！ウミウシ先輩に負けそうなって熱くなっちゃったぁ？あははっ。カニちゃんって生意気だけど……意外と可愛いとこあるんだよねぇ」
「くくく。それは同感だ」
「ぐうっ……だ、だめだ。この先輩たちには、どうやっても敵う気がしねえ……！」
……会話は聞こえないけど、とりあえずエースがからかわれているのはわかったわ。
「こんなに賑やかなダンスパーティーは初めてだ。人が多くて、ターンするのに気を遣うね」
「リドル・ローズハートさん、ダンスがとっても上手！」
「てっきりまた『ダンスなんて遊び、ボクには関係ないよ』なーんて言うのかと思ってたッス」
あ、あっちにはリドル先輩とラギー先輩、オルトがいるわね。
なんか……ちびっ子倶楽部みたいな感じになってるけど、口が裂けても言わないわよ。
「まさか。社交ダンスは紳士のマナーさ！もちろん完璧におさえているよ。……でもボクには、知らないこともまだまだある。ここに来るまでに、それを痛感した。
今日2人には、ボクの知らないたくさんのことを教えてもらったから……ダンスでは、ボクがキミたちのことをリードしてあげよう！」
「本当？僕、社交ダンスなんて初めて！」
「決まったステップで踊るお上品なダンスなんて、オレのガラじゃないんだよね〜。……でも会場中の食いもん全部食ったら、付き合ってあげてもいいッスよ！せっかくのパーティーだし」
「まったく、キミは……すぐに食べ物に釣られるんだから。困ったものだね。オルト、先にボクたち2人で楽しもうか。さあ、お手をどうぞ」
「うん！」
あ、リドル先輩がオルトと踊り出した。
さすがリドル先輩、ステップもリードも完璧だ。
「ナイトレイブンカレッジに戻って、一緒に遊びに行くのも楽しみだけど……ここまでの冒険も、こうやって踊ってる今も、すごく楽しくて……回路から火花が出ちゃいそう！今年のハロウィーンのメモリーは、1番セキュリティが厳重なフォルダに保存しておくよ」
……どんな会話をしてるのかわからないけど、オルトも楽しくしてるならなによりね。
EPISODE5-13.5 シャレになってなさすぎ�帰�←EPISODE5-13 さあ、お手をどうぞ
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ブロッサム(プロフ) - 訂正報告ありがとうございました！ (2022年11月28日 15時) (
レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。28ページの夢主の名前が変わってないです。 (2022年11月28日 14時) (レス) @page28 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そこはまだ考えてないので、お楽しみに！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - やった！嬉しいです！そういえば、ロロが夢主を月虹の魔女の子孫だと知ったらどんな反応する予定ですか？ (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - その予定です！ (2022年11月27日 16時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年11月14日 23時
