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EPISODE5-11 今ここに蘇るがいい! ページ17

No side

リリアたちが出たのを見送ったマレウスは、全員の視線を受けながら言った。

「……どうやら、手違いがあったようだ。僕は、“悪の帝王”のゴーストが取り憑いた演技をしてほしいと頼まれたんだ」
「そ、それでパイプオルガン……だいぶ偏ったイメージだな……」
「ゴーストの世界を観光しながら、みな楽しく『輝きの間』に来る予定だと聞いていたのだが……まさかそんなに苦労していたとは。僕からも、迷惑を掛けたことを詫びよう」

頭を下げるマレウスを見て、ルークは腕を組みながらこれまでの章弧を頭の中で整理する。

「うーむ。人が消え、招待状が送られ、ゴーストの世界に飛ばされ、ゴーストに脅かされた。状況証拠は揃っていた。だがその一方で、我々が先入観に囚われ、力に訴えてしまったのも事実……。マレウスくんやゴーストだけを責めるのは、ナンセンスだね」
「やはり、力ではなにも解決しないということだな。ハッ!まさかお2人は……俺たちに、それを教えようと……?」
「どうして君はそう素直なんだ?そんなわけないだろう!」

何故かそう解釈したシルバーにツッコんだジャミルは、集めた鏡の欠片をマレウスに見せた。

「では俺たちが集めた、この鏡の欠片は?これもゲームのヒントだったんですか?」
「ああ、鏡の欠片か。それは本当に必要としていたものだ。ゴーストたちに集めせていたのに、お前たちがこんなにたくさん拾ってきてくれるとは……。見つけるのに苦労しただろうに。褒めてやろう」
「……(言えない……とても……半ばシルバーを騙して、ゴーストから強奪したものが大半だなんて……!)」

マレウスの言葉に内心冷や汗をかきながら、ジャミルは鏡の欠片を全部渡す。

「……ふむ。必要な番号は揃っているな。これで盛大にハロウィーンパーティーを執り行える」
「鏡の欠片とパーティーに、どんな関係があるんだい?」
「そう。なぜ鏡の欠片を集めているのか、ずっと気になっていたんです!」
「ま、まさかレオナ先輩の予想通り、危険な魔法道具を復活させるつもりとか……!?」
「ククク……いいだろう。今こそお前たちに、真実を明かそう……」

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ブロッサム(プロフ) - 訂正報告ありがとうございました! (2022年11月28日 15時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。28ページの夢主の名前が変わってないです。 (2022年11月28日 14時) (レス) @page28 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そこはまだ考えてないので、お楽しみに! (2022年11月27日 18時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - やった!嬉しいです!そういえば、ロロが夢主を月虹の魔女の子孫だと知ったらどんな反応する予定ですか? (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - その予定です! (2022年11月27日 16時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ブロッサム | 作成日時:2022年11月14日 23時

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