EPISODE5-9 敵意剥き出しじゃん！ ページ13
ツノ太郎とリリア先輩がネタバレしため、私もようやくみんなの前に顔を出す。
未だ混乱しているのか、みんな私たちのほうを見る。
「じゃあAとグリムは、自分からゴーストの世界に……？」
「おうっ！まだまだうめえメシを食わせてやる、って言われて付いてきたんだゾ！」
「……っはあ〜〜〜〜〜〜〜〜」
グリムの欲望忠実な発言に、エースはがっくりと肩を落とした。
「お前ら……オレが、どれだけ心配したと思って……！」
「それについてはごめんなさい。でも、ツノ太郎に協力したくて」
「はあ！？お前……あとでゆ〜っくり説明してもらうからな」
「あはは……はい」
どうやら自分たちが思う以上に心配されてたらしく、ジト目を向けるエースの言葉に頷くしかなかった。
「では、ゴーストたちとマレウスくんたちは、ただハロウィーンパーティーをしたかっただけだと？」
「そう招待状に書いただろう。リリアに届けに行かせたはずだ」
「えっ、じゃあオンボロ寮の門に挟まっていたカードは、マレウス様がおつくりになったもの！？
あわわ……僕はそうとも知らず……げ、げげっ、下劣などと……このセベク、伏してお詫び申し上げますううう！」
「うるさっ！」
泣き崩れるように土下座をしたセベク。
というか、どんな招待状書いたのよ。
セベクの口から『下劣』なんて出るなんてよっぽどよ。
「いやあ、アレはしょうがないだろう……俺だって、犯行声明に違いないと思ったぞ」
「犯行？なぜそのように物騒な発想になるんだ」
「もぬけの空になった建物の門に、あんな置き手紙残されてたら、普通そう思いますよ！」
……とりあえず、ツノ太郎は後日招待状の書き方をレクチャーする必要がある内容ということだけはわかったわ。
「それにゴーストの奴ら、オレたちに襲いかかってきたんすよ？なにがハロウィーンパーティーだよ！敵意剥き出しじゃん！」
「ああ。いきなり目の前に飛び出して、ボクを脅かし……その上、ラギーが道を尋ねたら、『生きた人間だ！』と言ってこちらに突撃してきた。
明らかな敵対行為だ！これでもまだ、ハロウィーンパーティーをしたかっただけだと言うつもりかい？」
「それは……」
どうやらかなり危ない目に遭ったらしいエースとリドル先輩の言葉に、ゴーストたちは言葉を濁らせた。
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ブロッサム(プロフ) - 訂正報告ありがとうございました！ (2022年11月28日 15時) (
レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。28ページの夢主の名前が変わってないです。 (2022年11月28日 14時) (レス) @page28 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そこはまだ考えてないので、お楽しみに！ (2022年11月27日 18時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - やった！嬉しいです！そういえば、ロロが夢主を月虹の魔女の子孫だと知ったらどんな反応する予定ですか？ (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - その予定です！ (2022年11月27日 16時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2022年11月14日 23時
