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「……………………………………。僕は今年のハロウィーンで気付いたことがある。パーティーに招待されないのなら……自分たちで、パーティーを主催すればいい」
「「「えっ?」」」
「まだ遅くはない。ナイトレイブンカレッジの者たちは、皆ハロウィーンが大好きだ。今からでも……ハロウィーンパーティーに招待すれば、きっと大喜びするだろう」
「で、では……!」
「ああ。これから……新たなハロウィーンパーティーを開くぞ!」
「「「ハロウィーンパーティーを!?」」」
マレウスの提案に、ゴーストたちは目玉を飛び出すほど驚く。
「で、でもハロウィーンはあと2時間もしないうちに終わっちゃうよ?」
「そうよ。今からパーティーの準備なんて、間に合いっこないわ」
「ならば、ハロウィーンを終わらせなければいいだけのこと」
「なぬっ。ハロウィーンを終わらせない?そのようなことが可能なのでするか!?」
「元から存在するこの学園の強靭な結界と、たくさんのゴーストの力を集めれば、不可能ではない。それでも足りぬ分は僕が力を貸してやろう。皆でハロウィーンパーティーを楽しむためなら、惜しくはない」
マレウスの協力に、ゴーストたちは目尻に涙を浮かべ始めた。
「見ず知らずのゴーストのために、こんなにも親身になってくださるとは……」
「なんて親切な生徒さんなんだあ〜!」
こうして、マレウス提案の終わらないハロウィーンパーティー計画は実行されたのだった。
「……というわけなんだよ」」
そして、現在。
事情を知ったリドルたちは絶句する中、協力者であるリリアも話に加わった。
「寮に帰った後、マレウスにその話を聞いてのう。わしもぜひにと思って賛同したんじゃ!オンボロ寮のゴーストにも声を掛けたぞ」
「ゴースト仲間として、寂しい奴らは放っておけないよねえ。せっかくだからと思って、オンボロ寮の生きている仲間も誘ったんだ〜」
そう言った直後、広間の扉が開かれる。
音をした方を振り返ると、そこにいたのは――
「――そういうわけよ。お騒がして悪かったわね」
「A!?」
グリムのリボンと同じ色をしたドレスを着たAが、口元に苦笑を浮かべながら立っていた。
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ブロッサム(プロフ) - 訂正報告ありがとうございました! (2022年11月28日 15時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。28ページの夢主の名前が変わってないです。 (2022年11月28日 14時) (レス) @page28 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そこはまだ考えてないので、お楽しみに! (2022年11月27日 18時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - やった!嬉しいです!そういえば、ロロが夢主を月虹の魔女の子孫だと知ったらどんな反応する予定ですか? (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - その予定です! (2022年11月27日 16時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブロッサム | 作成日時:2022年11月14日 23時