EPISODE5-16 呼ばれてませんけど!? ページ38
No side
鏡の間では、教師陣が生徒の帰りを待っていたが、最終報告からすでに何時間も経過していた。
一向に戻る気配のない現状に、クロウリーは落ち着かなくなっていった。
「ああ。『ハロウィーンを終らせ隊』から最後の報告を受けて、何時間たったんでしょうか……全然音沙汰がありません。不安でそわそわしちゃいます!」
「落ち着いてください、学園長」
「我々にできるとこは、一丸となって応援することだけだと、学園長も仰ったではないですか」
「そうですね……学園に出入りできない以上、生徒たちにもなにかあったら助けられるのは私たちだけ!いっち団結して……ん?出入りができない?」
トレインとクルーウェルの言葉に頷きかけた時、クロウリーはあることに気づいた。
「……そういえば、先生方は帰宅していたならば、学園の中には入れなかったはず……なぜ、閉門後の学園にいたんですが?」
「「ぎくっ!!!」」
「そ、それはですね……」
「ちょーっと野暮用があって……」
「ええ!決して、ミステリーショップの中でハロウィーンの打ち上げなどしていませんぞ!!」
「あっ、こら!」
「う、打ち上げ?私……呼ばれてませんけど!?」
残っていた理由がまさかの自分抜きの打ち上げだとしり、目じりを吊り上げるクロウリー。
それを見て、サムが誤魔化すように言った。
「仲間はずれにするつもりは無かったんだよ。学園長が忙しそうにしていたから、声が掛けづらくてね」
「あとで誘いに行こうと思っていたんです。なあ、ルチウス」
「オ゛ァ゛〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜……フシッ!」
「し、信じられない……私を除け者にして、みんなで仲良く打ち上げなんて……。どうせ……どうせ楽しい場に上司がいたら、盛り下がると思ったんでしょう!?」
「「それは……」」
「否定してくださいよ!!」
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ブロッサム(プロフ) - 訂正報告ありがとうございました! (2022年11月28日 15時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 訂正があります。28ページの夢主の名前が変わってないです。 (2022年11月28日 14時) (レス) @page28 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - そこはまだ考えてないので、お楽しみに! (2022年11月27日 18時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - やった!嬉しいです!そういえば、ロロが夢主を月虹の魔女の子孫だと知ったらどんな反応する予定ですか? (2022年11月27日 17時) (レス) @page26 id: 3572a0fce1 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - その予定です! (2022年11月27日 16時) (レス) id: 998eeca7c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ブロッサム | 作成日時:2022年11月14日 23時