【ツイステ】魔に愛された少女はねじれた世界を生きる Event Story14 (ページ27)

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EPISODE5-11 賞賛に値するページ27

「以上、4名の活躍は賞賛に値する。オレ様に近付く日もそう遠くないだろう！素晴らしい！！この者たちに惜しみない拍手を！」
「なんか複雑だけど……ひとまず、喜ぶべきッスよね？よっしゃ―――！」
「「「いえ――い！」」」
「「「やった～～～～～！！！」」」

『バルガスキャンプ』の最終課題を終えて、喜ぶみんな。
歓声と拍手が湧き起こる中、バルガス先生は笑いながら言った。

「……さて。これで『バルガスキャンプ』の全課題が終了したわけだが、最後まで気を抜くなよ？これからお前たちには、後片付けをしてもらう。テントをたたみ、貸し出したツルハシや釣り竿をゴーストたちに返却すること。いいな？
　まあ、2時間もあれば十分だろう。終わった部活から、ドワーフの小屋の前に集合だ。学園に着くまでが『バルガスキャンプ』。もしも集合時間に全員が揃っていなかったら……」
「廃部ッスよね？はいはいもうわかってますよ」
「そうだ！遅刻厳禁だぞ。では、解散！」

バルガス先生の号令に、みんなが片付けに入る。
今度は崩すだけだから、立てるよりまだ楽だ。

「よかった……廃部にならなくて！ラギーサンのおかげです！」
「あはは……逃げなくて正解だったスねぇ……」
「記録係のオレ様とカンナまで縛る必要ねーだろ！？バルガスのヤツ～……ぜってー許さねえんだゾ！」
「まあまあ。……それにしても4人とも、すごい活躍だったみたいね」

私がそう言うと、セベクは誇らしげに言った。

「フン！人間どもと一緒にするな。僕にかかれば当然の結果だ」
「セベク。よく頑張ったね。キミのおかげで廃部を回避できたよ」
「リドル先輩……。貴殿の働きも、人間にしては賞賛に値する。……助けていただき、ありがとうございました」
「……ふふふ。やっぱりキミは素直なのか生意気なのか、よくわからないな」

セベクの言葉にリドル先輩が笑っていると、そばにいたシルバー先輩が微笑ましそうに見つめていた。