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「それに、フロートがこれほど多くのゲストに喜ばれているのはケイトさんのアドバイスのおかげかと。僕たちだけでは、これほどに『映え』な装飾を施すことはできませんから」
「そうね。アタシだけじゃ全員分の仮装を手配するのに手一杯で、フロートまでは完成させられなかった」
「『＃NRCの底力 ＃やるときゃやるんです』ってカンジだね♪」
うん、ケイト先輩らしいハッシュタグだ。
「他の運営委員も、ゲストを喜ばせるため力を惜しまず協力してくれた」
「今年の運営委員がこのメンバーでよかったわ。……だって、アタシの引き立て役ぐらいにはなったもの」
「ヴィルくん、この空気でそう言う〜！？」
「感動が台無しですよ！！」
「ふふふ。美しいヴィルさんの引き立て役になれたのなら光栄です」
ヴィル先輩のことはともかく、私もこのメンバーが運営委員でよかった。
初めてのハロウィーンで、こんな素敵なものを見せてくれた。
……本当に、ありがとう。
「「「トリック・オア・トリート！」」」
その時、フロートの外でみんながキャンディをばら撒いた。
「Boo！お菓子の代わりに、いたずらしちゃおうかな？」
「がおー！まだまだお菓子はある。いっぱい楽しんでくれ」
「「「ハッピーハロウィーン！」」」
エペルとジャックのそばで、今度はアズール先輩とデュース、そしてイデア先輩が声を出す。
「Boo！どうぞ、骨身に染みるほど楽しいハロウィーンを」
「ハッピーハロウィーン！最後まで全力で楽しもうな！」
「……ハッピーハロウィーン。みんな楽しそうでなによりっすわ」
「「ヒーッヒッヒッヒッヒ。ハッピーハロウィーン！」」
みんなが、ゴーストたちが、笑顔でハロウィーンを全力で楽しんでいる。
その光景は、きっと永遠に忘れられない思い出になるだろう。
「そろそろパレードも終わりですね」
「楽しい時間はあっという間ね」
「ん？このフロート……？みんなどこに向かってるんだゾ？」
フロートの進行方向にグリムが首を傾げると、ヴィル先輩は言った。
「決まってるじゃない」
「ハロウィーンの最後に待ってるのは〜？」
「あっ！も、もしかして……」
「そうっ♪」
「「パーティーだ！！」」
そう言ってグリムとゴーストははしゃいだ声を上げた。
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ブロッサム(プロフ) - 応援ありがとうございます！ (2021年8月30日 22時) (
レス) id: 997a0f1e43 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 祝スケモン（スケアリーモンスターの略）編完結！ マジモンがザマァする様はどの寮もスカッとしますよねぇ 本編も番外編も更新頑張ってください！！ (2021年8月30日 22時) (レス) id: 9cb0f7fda6 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - それは次回のお楽しみです☆ (2021年8月17日 22時) (レス) id: d825f142fb (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - マジモン（マジカメモンスターの略）は最後どんな恐怖が待っているのか楽しみです (2021年8月17日 22時) (レス) id: 9cb0f7fda6 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます！ (2021年8月12日 12時) (レス) id: 7a29d19501 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2021年8月11日 22時
