PROLOGUE16 我侭スリー！ ページ35
「カエレ！カエレ！！」
「ぐあっ……！」
一切攻撃が当たらず、逆に怪物からの攻撃を受け吹っ飛ばされたデュース。
呆気なくやられた彼を見て、エースは舌打ちをする。
「チッ……ノーコン真面目クンは引っ込んでな！オレが仕留める！はぁっ！」
「ウウウウウウォオオォォォオォォ！！！」
「ぐはっ！！」
エースの風魔法が当たるも、怪物には効果はなくデュースと同じように吹っ飛ばされる。
「ふぎゃぁ〜！！コッチに来るな〜！！！」
涙目のグリムが炎を吹き出すと、怪物は威嚇するように唸る。
その時、彼の背後で強い光を発した。
「………あれは！？」
「あいつの後ろ！坑道の奥で何か光って……」
「あの光は、魔法石……！？」
「ォオオオオオヲヲヲヲヲヲヲヲ！！！！ワタサンゾオオオオ！！！」
魔法石を見つけた私たちの反応を見て、怪物はさっきと比べられない叫びを上げる。
動物的本能で危険を察知したグリムの提案に乗り、私たちは一時撤退することにした。
怪我をした2人の手を取り、一斉に走りだした。
再びあの家の近くに戻り、私たちは一息つく。
「ここまでくれば大丈夫か？」
「多分ね」
「いってぇ……何だったんだよさっきの！あんなの居るなんて聞いてねーって！」
「ただのゴーストではなさそうだったな……」
「そんな生易しいものじゃないし、学園長もきっと知らなかったはずよ。じゃなきゃ、ドワーフ鉱山に行かせるのを止めていたわ」
あの学園長がそうするかはどうか不明だが、さすがに教師である彼も生徒だけで危険な場所へ行かせることは止めるだろう。
しかし、これでは魔法石を取りに行くことはできない。どうすればいいのか、と考えた時だった。
「もう諦めて帰ろーよ。あんなのと戦うくらいなら退学でいいじゃん、もう」
そう言ったのは、すっかりやる気をなくしたエースだった。
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だしのもと - 威月さん» 作者様じゃなくてすみません。確かにジューゴに似てる… (2022年4月7日 17時) (
レス) @page3 id: bbe118badb (このIDを非表示/違反報告)
威月(プロフ) - これから作品を読み始めるものです。設定を見てすこし思ったことがあってコメントさせていただきます。間違ってたらほんとにごめんなさいなんですけど夢主ちゃん、『ナンバカ』のジューゴを参考にしてますか？目についてや嫌いなものが一緒だったので……… (2022年3月29日 17時) (レス) @page3 id: 4af538b452 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ - わああああ!!あのメイデーアだ!!(・д・ = ・д・)応援してます!!( ﾟДﾟ)ゞ (2020年12月29日 19時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 感想ありがとうございます！結構書き残しとか修正とかで内容は変わる時もありますが、応援よろしくお願いします！ (2020年10月27日 23時) (レス) id: d825f142fb (このIDを非表示/違反報告)
ウサリボン - ブロッサムさん» この小説大好きです。更新楽しみしてます。 (2020年10月27日 23時) (レス) id: 522e3de4a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2020年10月26日 2時
