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その後、紬と丞の部屋で、短いセリフを使って、お芝居の稽古をした。
「今日もありがとうございました」
紬「どういたしまして」
丞「…おう」
部屋を出て、談話室に向かった。
談話室に向かうと、既に何やらいい匂いがしていた。
ガチャ
「ごめん、遅くなって、」
いづみ「あ、Aちゃん。全然いいのよ、気にしなくて」
いづみ姉は満面の笑みでカレーを作っていた。
いづみ「今日は私の特製カレーだから」
シトロン「またカレーネ」
綴「げ、」
「真澄がいたら、いづみ姉が作る物ならなんでも食べるとか言ってそう」
綴「間違いない」
あははは、とみんなで笑った。
臣「あれ、そういえば真澄はまだ帰ってないのか？」
咲也「あ、真澄くんなら至さんと出かけてます！」
臣「そうなのか、珍しいな」
いづみ「仲良くやってるといいけど、」
「そうだね」
さ、カレー食べようといづみ姉がみんなの分のカレーを準備してくれた。
私の隣に咲也が座り、向かいにはシトロンが座っていたので、
シトロンに今日咲也と話していたことを伝えた。
シトロン『じゃあ、これからは咲也の前では英語で話そう』
「Alright. 咲也の前では英語で話すねって」
咲也「が、がんばります！」
『でも公演が終わってからでいいと思うよ』
シトロン「わかったヨ。公演が終わったら、バサバサいくヨ〜」
綴「ビシバシな」
みんなで楽しく食事を済ませ、私は早速さと寝る支度をした。
明日から春組の公演の後半戦が始まるからだ。
お風呂を済ませ、部屋に戻ると、誰かが私のベッドで眠っていた。
「…密？」
私は密のすぐ隣に横になると、密が珍しく起きた。
「密、寝るベッド間違えてるよ？」
密「A、最近忙しそうだから、」
何か言っている最中だったが、密はまた眠りについた。
密の寝顔を見ると、何故か幸せな気持ちになる。
「…まあ、いっか」
私は電気を消し、密の隣で眠りについた。
翌日の朝、目が覚めると、密の腕で眠ってしまっていた。
私は密のおでこにキスを落とし、ジョギングの格好に着替えて部屋を出た。
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作者名：桜 | 作成日時：2020年1月28日 1時
