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「ゆ、き？」
幸「無防備すぎ」
「へ」
幸「俺も男だから、」
「ん？」
全く状況が理解できずにいると、幸は呆れ気味に頬にキスをし、私を解放し、監督にデザイン画を見せてくるといい、幸は去って行った。
私の前に座っていたはずなのに、どうして、私は幸の肩に頭を乗せていたのかも全く記憶にもなく、私は呆気に取られながら、座り直した。
「なんだったんだろう、」
ガチャ
ゆっくりと近づいてくる足音の方を見ると密が眠そうに、私の横へ来て、何事もないかのように私の膝へ頭を乗せた。私はそんな密の頭を撫でた。
「密、まだ眠いの？」
密「……うん」
「でも、もう少ししたら、私、ご飯作らないといけないんだけど…」
密「……zzZ」
密とはほぼ10歳近く離れているけど、全然年上に思えない。兄というよりむしろ弟。
癒しの空間も束の間で、談話室に続々とみんなが集まってくる。
誉「密くん、起きたまえ」
三角「あー！ずるい〜俺もひっつく〜」
一成「なになに？！楽しそう〜☆」
三角が私に抱きついてくると、その上に一成が乗ってきて、
一成が抱きついてくる様子を見て、誉がすかさずマシュマロを餌にして、密を座らせた。
太一「俺っちも混ざりたいッス！」
ギュ
「つ、綴、ヘルプ、、」
綴は私の腕を引っ張るがビクともしない。
「し、ぬ、、重い」
咲也「うわわわ、、Aちゃん、死なないで」
真澄「Aは俺の」
シトロン「これが日本の文化ネ〜」
綴「違うから」
ギュ
咲也がキョドキョドしながら、助けようとしてくれるが、私の上に乗っている奴らは全く動く気配がなかった。なんかどんどん人が増えて行ってるし。
ハグの文化おかしくない？ここ。
ある種、プロレスじゃん。
そして何よりも重い。
そんな時、意外にも力づくでひょいっと私を奴らの中から引っ張り出してくれた人がいた。
「た、丞」
丞「ったく、お前ら、いい加減にしろ」
「丞、ありがと、好き」
ちゅ
丞の頬にキスをすると何故か丞にもみんなにも怒られた。
その後は臣と一緒に料理を作って、みんなで夜ご飯を食べて、私はお風呂も済まし、また談話室に戻った。
みんなは自室に戻っていて、誰もいなかった。
私はソファに座り、うとうとしていた。
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作者名：桜 | 作成日時：2020年1月28日 1時
