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至「…密とキスしてるとこ、見た」
「あ、うん、酔っ払っちゃってて…」
私が話してる最中に、至はキスしてきた。それも何度も。
ドキ
ドキ
至「…消毒」
そういうと、至は部屋を出て行った。
私はその場に座り込んだ。
…なにこれ。
ドキ
ドキ
どんどん早くなる心臓音。
私は自分を落ち着かせるべく、化粧落としのシートで化粧を落とし、部屋着に着替え、部屋を出て中庭のベンチに座った。
毎日、紬が庭の手入れをしているので色な花が咲いていて、すごく綺麗だ。
空を見上げると、満点の星空が広がっていた。
「…きれい」
まだ少しだけ心臓の音がうるさい。
「…はぁ」
今日一日、いろんなことがありすぎて、疲れたなぁ。
お風呂入りに行こう…。
一応浴室は２つあって、大浴場と普通のサイズの浴場。
私はいつも普通サイズのほうをつかっている。
お風呂に入るタイミングが被りそうな時間はだいたいみんな大浴場に行く。
って言っても、脱衣所の入口は隣同士にあるんだけど。
私が脱衣所の扉を開けようとすると大浴場のほうから、声が聞こえた。
三角「さんかく〜♪」
椋「わぁぁぁ、三角さん、僕の髪の毛で三角を作らないでください〜」
幸「三角星人、暴れないで」
みんなでお風呂に入ってるみたい。かなり騒がしい。
いいなぁ、みんなで入れて。
私はそう思いながら、一人脱衣所に入り、シャワーを浴び、お風呂に入った。
お風呂に浸かってる間も隣がかなり騒がしかった。何を話しているのかは聞こえなかったけど、みんなが楽しくお風呂に入ってることはわかった。
数十分後、私はお風呂からあがり、髪をある程度乾かし、歯磨きをして、自分の部屋に戻った。
ーー明日は学校に行かないとな。
昨日の夜から今日の夜にかけて、内容が濃すぎて、なかなか寝付けなかった。たぶん、結局寝れたのは2時とか3時ぐらいだと思う。
最近、みんなの様子がたまにおかしくて、少し困ってしまう。私自身もたまにおかしくなってしまう。
あぁ、思い出すだけで、心臓の音がうるさくなってしまう。
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作者名：桜 | 作成日時：2020年1月28日 1時
