#05 ページ6
八乙女side
それから何日か経ったある日、先生から会議室に来るように言われた俺と伊野ちゃんは会議室へ向かった。
「光〜なんか悪いことしたんじゃねぇの〜?」
「俺?俺はなんもしてねぇよ」
初めて会った時よりだいぶ仲良くなり
一緒にいることが当たり前になっていた。
会議室のドアを開けるとそこには見覚えのある人がいた。誰だっけ…
「こんにちは。先日はすいませんでした。」
と、いきなり頭を下げだす相手。
それを見て俺と伊野ちゃんは困惑してた。
俺はどうしたのか事情を聴こうと思い、相手に近づこうとした…が、2、3歩進んだことで気づいた。
この人αだ。
それと同時に思い出した。
あの"ペン"の人だ。
伊野ちゃんも思い出したのか"あっ"と声を出す。
「あの場にΩが居るなんて分からなくて入ってしまい申し訳ございませんでした!」
と、ずっと謝り続けてた。
「べ、別に気にしてませんから。大丈夫です」
気づいたら口が動いてた。
視界の端で伊野ちゃんもびっくりしてこっちを見てる。αの人もびっくりして頭を上げた。
俺はサッサと会議室を後にした。
走って付いてきた伊野ちゃん。
「なんで、許したの、軽くない?」
「なんでかな…わかんないや」
自分でもなんで許したのかわからない。
"本当はいい人なのかも"
そう思ってしまっただけだ。
126人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
涼空ーSuzuraー(プロフ) - Chacoさん» コメントありがとうございます!!!Chacoさんの作品読んでいたのでコメント貰えてとても嬉しいです!!亀更新ですがこれからもどうぞよろしくお願いします!! (2018年7月17日 20時) (レス) id: 11ce629f49 (このIDを非表示/違反報告)
Chaco(プロフ) - とても誠実な薮くんといのひかの今後の展開がとても楽しみです!光くんの過去もとても気になります!!更新頑張ってください!! (2018年7月17日 18時) (レス) id: ebaa553a11 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:涼空-Suzuka - | 作成日時:2018年6月24日 19時