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Code.63 "不測" ページ16

うーん、と灰原が悩む。

コ「...とりあえずジョディ先生に...あ、」

言いかけた矢先に彼女から連絡が入る

コ「ジョディ先生?」
ジ「Hi! Cool kid! あなたに大事なお知らせよ。」

大事な、お知らせ?

ジ「実は、事情はよくわからないけど、ベルモットが今まで公安の監視下に入ってたらしいのよ」
コ「ッ、それで!?」
ジ「彼女は新幹線を爆破して逃走、雲隠れしたらしいわ...そこであなたの知恵を借りようと思うの」
コ「ってことは、もしかしてジョディ先生達日本にいるの!?」
ジ「えぇ、アメリカから飛んできて、たった今空港に着いたばかりよ」

灰原の方をちらりと見る。
どうやら漏れ出た音で理解したらしかった。

コ「ジョディ先生、落ち着いて聞いてね、実は米花中央グランドホテルの駐車場に奴らの車が停まっててるんだ」
ジ「なんですって?」
コ「詳しくは僕もよく分からないんだけど...」
ジ「わかった、すぐ向かうわ。シュウにも連絡しておく」
コ「うん、ありがとう!」

そうして通話を終える。

灰「どうやら組織も公安もFBIも不測の事態が起こってるらしいわね」
コ「あぁ...」
蘭「コナンくん、哀ちゃん!」
コ「あ、今行く!」

蘭姉ちゃんに名前を呼ばれて、慌ててホテルの入口へ行くと、そこには見慣れた彼の姿があった。

歩「あーっ!安室さんだぁ!」
安「毛利先生!皆さんお揃いで」

彼がお得意の安室透スマイルでニッコリ微笑むと、灰原は俺の後ろに隠れてしまった。

蘭「今からみんなでディナーなんです。安室さんは?」
安「僕もそうだったんですが...実は、厨房のボイラーが壊れたらしく、今日は営業中止になったらしいんです。ご存知なかったですか?」
蘭「えーっ!?ちょっとお父さん!何か連絡来てない!?」
小「あァ?.......メール入ってた。」
蘭「んもぅ、ほんっとダメなんだから!安室さん、ありがとうございます!」
安「いえいえ。そうだ、今頃梓さんがポアロで1人店番で寂しがってると思うので、行ってあげてください!僕からも連絡しておきますから。」
蘭「すみません。じゃあ、お願いします!」

子供達がブツブツと文句を言っている。
蘭も心なしか残念そうだった。

だが、彼らを組織の目のあるこのビルから離れさせることが出来るのは運のいい事だ。


まぁ、これが本当に偶然なら、の話だが。

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はな(プロフ) - にぃーさん» ありがとうございます!励みになります(;_;) (2019年11月8日 19時) (レス) id: 7c73f8d369 (このIDを非表示/違反報告)
にぃー - ほんまに早く読みたい!めちゃおもしろいです更新楽しみにしてます! (2019年11月4日 19時) (レス) id: def134aac7 (このIDを非表示/違反報告)
純花 - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2019年10月19日 19時) (レス) id: ba5f7bf38b (このIDを非表示/違反報告)
さち - おもしろいです。続きが楽しみです。よろしくお願いします。 (2019年10月19日 16時) (レス) id: c80821aeaf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2019年9月6日 11時

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