【名探偵コナン】BloodyMary【黒の組織】

code.6 "相変わらず" ページ7

『は?まさか、言ってないだろうね!?』
降「言わないよ。まさかAが景光を...」
『あぁぁぁぁぁぁ!クソロリ顔!ぶっ×すぞ!』
降「ふっ、相変わらずだな、その口の悪さは...」
『ふん!零もね、相変わらずそんな可愛い顔しちゃって♡』
降「なんだと?」
景「えっ、ちょっと、なんで喧嘩してんの!?」

いつの間にか出てきていた景光が間に入る。
くそぉ...こいつぅ...

降「はぁ...本当に相変わらず...おい」

零が急に私の頬に触れる。

『え、な』
降「A、さっきので...そこ、座れ」
『え、あぁ、このくらい自分で』
降「いいから」

無理やり座らされ、零が洗面所に行く。
一体何を...

降「ほら、顔見せて」
『ん』

零が濡れたティッシュを優しく頬に当てる。


『いいのに、別に...』


ふと、警察学校入りたての頃を思い出す。

.

.

"いった...えへへ、こけちゃった"
"はぁ!?ちょ...早く、膝見せろ"
"え?いいよ、こんなの後で流せばー"
"お前、女の子に傷が残ったら大変だろ?"


.

.


懐かしいな。
私、よく零に絆創膏もらってたっけ...


降「女の子に傷が残ったら大変だろ?ましてや顔。有り得ねえ」
『...ふふ』
降「どうした」
『ううん。零は今日もお母さんだなって!』
降「ふっ、せめてお兄さんにしてもらいたいものだな...よし、終わったぞ!」
『ん...ありがと』

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

空気が一瞬にして変わる。
誰だ

胸ポケットからベレッタを取り出し、構える。
ドアスコープを覗くと...

『ライか...』
バ「ライ?」

早く開けろ、と言わんばかりの顔をした彼のためにドアを開ける。

ラ「...誰かいるのか?」
『あぁ、さっきのバーボンとスコッチだよ』
ラ「そうか」

ライが部屋に入ってきたことによって、空気がピンと張りつめる。

『紹介するわ。彼はライ。さっきのすばらしい狙撃はライよ。感謝しな。ライ、こっちの金髪がバーボン、ひげがスコッチ。』
バ「よろしく」
ラ「...あぁ」

ライが煙草に手を伸ばしかけて、やめる。

『ところで、何か話があったんでしょう?』
ラ「あぁ。ジンからの伝言だ。スコッチ、お前狙撃得意だろう。俺と一緒に任務だそうだ。それから、ベルモットからの伝言で、バーボン、マリー、お前らに情報収集の命令だ」
『なるほど...』

ベルモット、ということは...

『後でベルモットには連絡するわ』
ラ「そうして貰えると助かる。じゃあな、スコッチ、表に車を読んである。行くぞ」
ス「あぁ。」

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