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code.1 "バーボンとスコッチ" ページ2

「マリー起きろ」

ジンの声が聞こえて、ソファから起き上がる。

ジ「仕事だ」

そうして背の高い彼はテーブルに1枚の写真を伏せて置くと、私の横に腰掛けた。

『殺し?』
「そうだ。名前は"ジム・ハーリー"。毎週月曜日の午前5時、NORTH五番街の船着場でどうやら、何かの情報を警察のお偉いさんと交換しているらしい」

今日は日曜日。ということは明日か...

伏せられた写真を手に取り、眺める。

『その"情報"というのは?』
「組織の麻薬の取引現場を警察に伝えてジムは警察と強い繋がりを持とう、と考えているらしい。まぁ、ベルモットの情報だから、間違いねぇだろうなけど。」
『あぁ、だから私ね。どこまで奴らが警察に喋ったのか探れ、と。』

ジンがタバコに火をつける。

ジ「さすが。話が早い。それから、その仕事は新入りとやってもらうから、頼んだぞ」
『新入り?』
ジ「あぁ。確か名前は...バーボンと、スコッチだったか」
『バーボンとスコッチ...男ですか?』
ジ「ふっ、相変わらず勘が鋭い」

彼が煙を口から出す。

『ジン』
「...分かったよ」

彼が立ちあがり、ソファがぎしりと軋む。

「2人にも煙草、吸わないように言っておく」

そうして彼は部屋を出ていく

『はぁ...』

ソファから立ち上がり、窓を開ける。
何日かぶりに陽の光を見た気がした。

煙草の匂いは、嫌いだ。

"A..."

死んだ母を思い出すから。


スマホが震え、メールの受信を伝える。

ーーーーー
ストリートホテル地下駐車場 A50 AM5:30
向かいのビルに"あいつ"も配置させておく

さっきはすまなかった

ーGinー
ーーーーー

『...了解』

彼は私の前で煙草を吸うと、あとからこんなメールを送ってくる。最初から吸わなきゃいいのに、と思うのはここだけの話だ。

ネックレスについた金色の鍵で、本棚の裏の隠し金庫を開け、重い鉄の分厚い扉を開ける。

見慣れた、赤いバラのステッカーが貼ってある拳銃

『...よし』

それを手で撫でながら、明日のことを考える。


"バーボンとスコッチ"


どんな人なんだろうか...

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iwa(プロフ) - ひろみつくん救済したかった。話変わってしまいますが。でも、これからどんどん引き込まれてよんでいきます。 (2020年3月13日 13時) (レス) id: d46b647962 (このIDを非表示/違反報告)
ベス - エリザベス女王は本当は女王になる予定ではなかったんです。男の子が亡くなり、姉のメアリーも卵巣がんで子供は出来ず想像妊娠となったんですよね。ターンリー卿の暗殺も偽造で無実だったんです。調べてみるとまた違う形が見えてくるかもですよo( ^_^ )o (2019年6月26日 22時) (レス) id: e7c063a61b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ベスさん» わぁ、すご...ほんと勉強になります!まだまだ知らないこといっぱいなので、私も調べてみようかな...(..) (2019年6月26日 18時) (レス) id: 476e83acac (このIDを非表示/違反報告)
ベス - 私、メアリー好きなんですよね…ちなみにエリザベスのお母さんのアン・ブーリンの妹もメアリー、エリザベスの異父姉もメアリーの名前ですね。愛され知らずのメアリーがどうしようもないフェリペを好きでその人の為に動いてしまう所も好きですね!♪♪ (2019年6月24日 21時) (レス) id: 137d2adbf4 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - ベスさん» 凄い、私もそこまで知りませんでした!そうみたいですね、勉強になりました!ありがとうございます〜( *˙˙*) (2019年6月24日 7時) (レス) id: 476e83acac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2019年6月12日 8時

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