とある少女は爆弾魔に好かれたようです。【bloodtale】

21話 父上!! ページ36

リオネッタ｢〜♪……！？か、カルタ……お願いがあるんだ…｣
カルタ｢ど、どうしたの？｣
リオネッタ｢これから少しだけ席外すけど、もし誰かボクを見なかったかって聞いてきたら見てないって答えて｣
カルタ｢？｣
リオネッタ｢いいからｯ!!!!!!!!｣
カルタ｢は、はいっ！？｣


リオネッタ｢た、頼んだよ〜…｣



そういうと、リオネッタは隠れてしまった。









……すると間もなく…




???｢うぉおおおお!!!!!!!!我が娘よおぉぉおおおお!!!!!!!!｣


と、凄い大声が聞こえてきた。






カルタ｢え、な、何！？｣




すると目の前には……








地に染ったような赤黒い毛に3つの首に鎖がつき、それも体はとても大きい…






狼。




???｢お、おいそこの小娘!!!!!!!!｣
カルタ｢ひゃ、ひゃいっ！？｣
???｢……ん？あ、骨化しろと魔王殿に言われてたんだった…｣
カルタ｢？｣



急に話しかけてきて、その獲物を捉えるような赤い瞳に、思わず吐血しそうになったが、なんとか我慢した。




すると、その3つ首の狼は……









もう見なれた、骨の形になった



???｢うむ、これでよし！｣



カルタ｢え？……え？｣
???｢ところで、小娘よ。我が娘『リオネッタ』を知らぬか？｣
カルタ｢リオネッタ？｣
???｢ああ、我の娘で、魔界では行方不明者扱いされたんだ。｣




え、リオネッタ行方不明者なの！？



すると、ふとリオネッタの言葉が脳裏に浮かんだ。









もし誰かボクを見なかったかって聞いてきたら見てないって答えて









カルタ｢み、見てません……｣
???｢……そうか…






おい小娘、所詮は人間だな









嘘はついてはならぬぞ？｣
カルタ｢……え？｣





脅すように首を鎖で締め付けられた





???｢……貴様からは匂いがする。我々狼は鼻が良いのでな、すぐ分かるのだ。

もう一度問う、娘はどこだ｣
カルタ｢見てません｣
???｢……口が硬い娘だ……



死ね｣

ｶﾞｷﾝｯ!!

リオネッタ｢何やってんだ父上!!!!!!!!｣
???｢おお、我が娘よ！探したぞ！｣
リオネッタ｢なーにが『おぉ、我が娘よ！探したぞ！』だ！ボクの大事な友達殺そうとして!!!｣

リオネッタが、自分の鎌で鎖を切り落とした
カルタ｢リオネッタ！？｣

???｢そんな小娘などどうでもいいであろう！さ、一緒に帰ろう！｣
リオネッタ｢やだね！まだ任務おわらせてないし！！｣



2人は、それぞれの武器を構えた。

22話 地獄の番犬とその娘→←【番外編】リオネッタのトリックオアトリート

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

ラッキー爆弾(ハァ？)

魚雷

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す