異常すぎてもはやカオスなうちの子たち【短編集】 (ページ12)

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最終決着ページ12

遂にこの時が来た。

今度こそ……倒してやる…

ウィンの為に…

あの実験で犠牲になった難民の子供達のために……

首領｢……おや、貴方は確か……｣
テンペスト｢よう、久方ぶりだなぁ、あ？｣
首領｢……さて、"この時空"の貴方はどう楽しませてくれるでしょうか？｣
テンペスト｢時空がなんだか知らねーが……(ナイフ構え)決着付けてやろうじゃねぇか!!!!!!!!｣

作戦は……

とにかく突っ込む!!!!!!!!

テンペスト｢うぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!｣

ｶﾁｯ

首領｢……どこの貴方も、こうやって突進してゆくだけ……ですか。面白くないですね。

さて、今度はどう殺しましょうか……｣

私は何度もやった、ナイフをテンペストの喉に当てた。

???｢殺させないよ｣

首領｢……？おや、誰ですか？私の時間停止で動ける人が私以外にいるとは……｣

そこには、

テンペストと瓜二つの少年。

???｢…きひひっ｣
首領｢ほら、ここは危険です、帰りなs(ｻﾞｼｭｳｯ……!!!!!!!!)……え？｣

私の腹からは、血がぼたぼたと流れていた。

見ると、その少年は…

血だらけのナイフを持っていた。それは明らかに私の血だった。

首領｢……何故……｣
テンペスト｢うぉぉりゃァァァァァァ!!!!!!!!｣

ｻﾞｼｭｳｯ!!!!!!!!

首領｢……よくここまで育ちましたね……

今までの時間軸の中で……1番…………面白かったです…………よ…………さようなら………………

"終末の御用人"……。｣

ｼｭｳｳｳﾝ……

テンペスト｢へっ、ざまぁみな……。

助けてくれてありがとな。お前｣

ストーム｢……へへ｣

本当に良かった。これで俺を生かせてくれたウィンや子供達の仇はとれた。

テンペスト｢なぁ、ウィン……兄ちゃん、もう少し生きてみるよ。大事な仲間っつーのが出来たからな。

だから、天国で見守っててくれよ。｣

また旅を続けよう。まだ見ぬ世界を見に……！

テンペスト｢さて、みんなに報告だ！｣
ストーム｢…｣
テンペスト｢……お前も行くか？手柄を立てたのは俺だけじゃない、俺に関わった全ての人の手柄だ。｣
ストーム｢……うん！｣

身長も声も容姿も同じ。まるで双子みたいな奴『ストーム』を連れて、俺は決戦場を去った。