彼氏軍 ページ4
咲江side
―お昼―
優子「咲江も一緒に食べよ?」
咲江「うん。」
優子「善弘遅いな…」
A「みなみもね。」
優子「あいつは来ないでしょ。」
A「優子のせいじゃん。」
咲江「善弘って誰?」
A「優子の彼氏。」
優子「いつもここで一緒に食べてるんだけどね。今日はいつにもまして遅い。」
哲也「あれ?みなみは?」
A「優子と言い合いして来てないです。」
哲也「またか。 連れてくるか?」
優子「来たきゃ来れば?」
哲也「はいはい。」
優子「あっ、ねぇ、善弘は?」
哲也「教室で先生に捉まってる。」
優子「またか。」
咲江「今のは?」
A「みなみの彼氏。」
咲江「Aはは好きな人は居ないの?」
A「居ない。」
咲江「そっか。」
よかった。
これでいつでも振り向かせられる。
もし好きな人がいたら諦めるしかないから。
優子「善弘!!」
善弘「ごめん。捉まった。」
みなみっていう人の彼氏といい、優子の彼氏といい。
なんか同じ匂いがする。
もしかして、2人って。
善弘「誰?」
優子「咲江。転校してきたんだって。」
咲江「初めまして。 浅野咲江です。」
善弘「どうも。」
善弘「たかみなは?」
優子「知らなーい。」
善弘「またか。 いい加減にしろよ。」
優子「たかみながいけないんじゃん。」
善弘「それに乗っかるお前もお前だ。」
優子「善弘なんて嫌い。」
善弘「じゃあ、別れるか。」
優子「そんなこと言ってないじゃん!」
A「またか。 もう知らない。」
咲江「ご飯食べよ?」
A「だね。」
まだ、ヴァンパイアだってバレるわけにはいかないから人間と同じものを食べてるけど、血がいいなぁ。
水筒に入れてもいいけど匂いでバレかねない。
家に帰ったら用意してもらおう。
A「咲江?食べないの?」
咲江「食べるよ。」
A「そう?何か明後日の方向見てたから。」
咲江「ちょっと考え事。」
A「そっか。」
今すぐ首筋に噛みつきたいけどここじゃダメ。
もう少し距離が縮まってから。
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作者名:彩貴 | 作成日時:2016年4月7日 0時