やっと ページ3
咲江side
やっとこの日が来た。
転校の手続きは生来が上手くやってくれたから先生の指示に従うだけでいい。
って、生来に言われたからそうしている。
でも私学校なんて行った事無いし…全くわからない。
私、貴方と同じクラスになれるかな?
もし違っても必ず会いに行くよ。
必ず。
担任「ここが浅野さんのクラス。 朝の連絡事項を伝えたら呼ぶからドアの前で待ってろ。」
咲江「わかりました。」
担任「入って。」
咲江「はい。」
緊張してたら呼ばれちゃった。
担任「自己紹介して。」
咲江「本日転校してきました、浅野咲江です。 よろしくお願いします。」
挨拶をしながらちゃんと貴方を探したよ。
そして、見つけた。
担任「席はあの空いてる席な。」
咲江「はい。」
私の席は貴方の前の席。
運が良いだけなのか。
それとも運命なのか。
担任「舞野、面倒を見てやってくれ。」
A「わかりました。」
貴方は今は舞野Aっていうんだね。
初めて会った時ともちろん名前は違う。
性格も違う。
だけど私は愛してる。
ずっと。
A「浅野さん、よろしくね。」
咲江「よろしく。 咲江って呼んでくれない?」
A「わかった。私のこともAでいいよ。」
咲江「わかった。」
それからAとは仲良くなれて、なんか安心した。
((ドーン!!
何かが目の前を通過してAに激突したような…
A「優子ー!何!?」
優子「聞いてよー!たかみながさー・・・誰?」
咲江「転校してきた浅野咲江です。」
優子「隣のクラスの大島優子です。 私は咲江って呼ぶから優子って呼んでね!」
咲江「うん。」
優子「でね、たかみなが哲也先輩のこと自慢してくんの!」
A「どうせ優子も言ってまたみなみが拗ねたんでしょ。」
優子「正解!」
A「咲江、優子とみなみの喧嘩は無視しな。メンドーだから。」
咲江「うん。」
私が愛した人と、同じ人なのに違う人。
早く、私のモノになってほしい。
早く。
今すぐにでも。
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作者名:彩貴 | 作成日時:2016年4月7日 0時