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夢主side

稽古もだいぶ進んであとは詰めるだけ。
演技なんて初めてやるけど何とか何とか着いて行く。

でも……

茅野『Aー！もっと感情込めて踊って！』

……今までのダンスは賢人と技術を磨くためにしてたし誰かに見せるわけじゃなかった。


茅野『今日はここまで！
本番まであと1週間だから気ぃ抜くなよ！』


完全に俺だけ遅れてる。


『はぁ……はぁ…』

荒木『A〜帰ろっか。』

『すみません！あと少しだけ…』

荒木『……じゃぁ。俺も残る』

崎山『ひろくんとA残るの？』

荒木『うん』

崎山『じゃぁ俺も残る〜！』

黒羽『え！崎山くん残るなら俺も残る〜』


俺も俺もと続き結局キャストの皆さんが残って練習することになった。


『右、右…からのターン(小声)』

荒木『Aはさ、ダンスは完璧に覚えてるんだから力抜いてさ。
魅せることを意識して。』

『魅せることを意識？ですか？』

北園『荒木さん待って！俺も聞く！！』


いつの間にか荒木さんの回りにみんな正座して聴き始めた。

荒木『まぁこんな感じで意識するんだけどね。
Aも何か自分の身体の特徴を活かして踊った方が自信になるし自分だけの魅せ方が出来るんじゃない？』

『体の特徴ですか？』

荒木『ほら、麻璃央ならせなかね。』

横田『キャラにもよりますけどダンサーさんは皆さん一緒の服だけど個性があるでしょ？
それはそれぞれ特徴を生かしてるからだと思うんだよね。』

崎山『Aの特徴かぁ〜』

北園『思ったのは荒木さんと一緒でシルエットが綺麗だよね。』

黒羽『それなら俺とか荒木さんとかの踊り方を見ながら少し魅せるってことを意識してみたら？』

荒木『そうだね、俺とか麻璃央みたいな体型はキレよくダイナミックに踊ると言うよりかはしなやかに踊る方が魅せれるからね。』

佐伯『魅せることを意識して踊れば感情が自然にこもってくるからな！』

大平『あとね、だんだん余裕が無くなってきたらそれに連れて、観て！俺を1番みて！ってだんだん暑くなってだんだん感情的に熱くなってくるんだよ！』

荒木『そうだね。
ほら、忘れないうちに１回踊ってみよ』



魅せることを意識して、しなやかに…


『はぁ…はぁ…』

佐伯『Aさっきのめっちゃよかったぞ！！』

『わぁ！
あわわわわわ』

佐伯さんは俺のことを持ち上げてグルグル回った。


着地


崎山『さっきのよかったよ！』

大平『Aくんかっこよかった！』

『えへへありがとうございます』

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設定タグ：刀剣乱舞 , 荒木宏文 , 舞台俳優   
作品のジャンル：その他
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bloodO(プロフ) - ヌーマイトさん» 暖かいコメントありがとうございます！これからも頑張るので時間がある時に読んでいただけたら嬉しいです(●´▽`●) (2020年4月5日 1時) (レス) id: 64d333252b (このIDを非表示/違反報告)
 ヌーマイト(プロフ) - 面白かったです！続きが楽しみです！大変かもしれないですが、無理せず頑張ってください。応援してます！ (2020年4月4日 12時) (レス) id: 7595bbc07b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：bloodO | 作成日時：2020年3月15日 12時

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