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しません 甘々 うさぎ。 ページ42

窓からさす光が気持ちいい。もう春が近づいているのだと、実感する。
今日はお互い休みだから、俺の家に集まって2人でダラダラしてる。
何をするわけでもなく、お昼寝をして、漫画を読んで、感想を言い合って。
ただそれだけ。
それだけなのにこんなにも幸せだと感じるのは、隣にセンラがいるから。

「なぁセンラ、好きだよ」
なんとなく、言いたくなって。
「っ急にびっくりするやないですか!…僕も好きですよ」
センラから返事を貰ったら2人で笑いあう。


これが、俺らの日常。

今日だってそうだった。
いつもと同じ。
お昼寝をして、アニメを見て、感想を言い合って。
でも、いつもと違うのは、俺ら同棲を始めたんだ。

やっぱ、朝から好きな人の顔を見たい。
朝は好きな人におはよう、って言ってから活動したい。
夜は好きな人におやすみ、って言ってから眠りにつきたい。
そう思った俺は、先週のリハの時にセンラに伝えた。
二つ返事でセンラは同棲を始めることを受け入れてくれて。

幸せだ。と、心の底からそう思った。

「センラと付き合えてよかった」
なんだか今日はいつも思っていることが素直に出てくる。
春の陽気にやられたか。

「なんや、今日はデレ期ですか…?」
センラに笑われる。
素直になって悪いかよ。

「素直になった志麻は嫌いなん?」
顔を逸らして、いじけたふりをする。
そうすれば、センラは絶対かまってくれるから。

「ふふ、嫌いじゃないですよ。どんな志麻くんもセンラ、大好きです」
なかなか嬉しいことを言ってくれるようになったもんだ。
そんなセンラが、可愛くてしょうがなくて。

センラへの気持ちが抑えきれなくて、センラを抱きしめながら窓の外を見た。


夕焼けが綺麗で、月が白く輝いていて。どうやら今日は満月らしい。
大きくて、綺麗な月を見ていたら、センラにも教えてあげたくなった。
2人で綺麗なものを見て、2人で笑いあって、2人で美味しいものを食べて。
そうやって、過ごしていきたいと強く思う。

なぁ、センラ。
センラが思ってる以上に俺はセンラのことが大好きで、きっと、それはセンラも同じで。
2人で幸せに暮らしていくんだ。
たとえ、周りの人が俺たちの関係を笑ったとしても、気持ち悪がったとしても。
センラを守りたいって、あの時そう思ったんだ。

だからさ、センラ。
どんなことがあっても、2人で乗り越えていこうな。
俺たちなら、きっと、大丈夫。

作者から うさぎ。(飛ばしていただいても大丈夫です)→←せんうら 言葉責め リツさんリクエスト うさぎ。



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Liar.@天性の変態(プロフ) - 眠猫さん» 了解です!シチュエーションの希望はありますか? (2020年9月25日 16時) (レス) id: 944e081d1c (このIDを非表示/違反報告)
眠猫(プロフ) - まふ(受)キヨ(攻)って行けますかね? (2020年8月27日 0時) (レス) id: 290d396106 (このIDを非表示/違反報告)
雪の飴(プロフ) - 小森ワールド@綺羅さん» ちなみにシチュエーションの希望とかありますか? (2020年4月14日 2時) (レス) id: de84b9fca4 (このIDを非表示/違反報告)
雪の飴(プロフ) - 小森ワールド@綺羅さん» 了解です! (2020年4月5日 22時) (レス) id: de84b9fca4 (このIDを非表示/違反報告)
小森ワールド@綺羅 - キヨ(攻)さかたん(受)でお願いします! (2020年4月4日 23時) (レス) id: bd82defe4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪の飴 x他1人 | 作成日時:2018年12月20日 19時

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