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せんさか 察しがいい うさぎ。 ページ35

寂しい。最近はセンラが仕事で忙しいらしく、恋人らしいことが何もできていないし、独りは嫌いだ。

「あ〜、会いたいな...」

リビングのソファに沈みながら、無理なことを考える。
こういう時にセンラがいればこの気持ちも少しはなくな...ん?

唐突にスマホが僕を呼ぶ。画面にはセンラの名前。
何かあったのだろうかと急いで手に取り、声をかける。

「センラ...?どうしたん?」

『今日は早く仕事終わりそうやから、坂田のとこ行けるよ』

「そっか...。分かった、待ってる」

いきなり告げられた嬉しい報告に思考が停止して、冷静な声が出る。
センラがくるんだ。部屋片づけなきゃと思いながらも会えることが楽しみで、嬉しくて、表情筋を緩ませることしかできない。



高鳴る胸を抑えつけていると、ふいに僕の部屋のインターホンが鳴った。
センラだ!そう確信した僕は早足で玄関まで向かった。

「センラっ!」

我慢できなくてドアを開けた瞬間センラに抱きつくと、びっくりしながらも受け止めてくれる。
僕が欲しかった温もりがある。さっきまで感じていた寂しさは一瞬で消え去ってしまった。

「坂田、最近会えんくてごめんなぁ」

謝りながら、靴を脱いで僕の部屋に入ってくる。

「あ、カーテンしめなあかんやん。外から見えるで」

そう言って、窓に近づいてカーテンを閉める。あぁ、面倒見がいいところも好きだな。
さっき寂しさは全部消えたと思ったのに、まだ僕の中に残っていたいみたいでこみ上げてきた。

「なぁ、センラ」

ん〜?と呑気に返事をするセンラに優しく口づけをする。
顔を離した時には驚いた顔のセンラがいて、でもどこか嬉しそうで、

「可愛いことするやん...でも、続きはまた夜な?」

と、僕の耳元で囁いてネクタイを緩めてスーツを脱いだ。


今度こそ、僕の中から寂しさが抜ける。その代わりに幸せがどんどん流れ込んできて。
夜、楽しみだなとセンラを見ながら思っていた。


_____
どうも、うさぎ。です。
今日の朝から喉が痛くて変だな〜って思ってたら、無事(?)風邪をひきました。
朝晩気温の差がすごいので、皆さんも温かくして寝てくださいね。

せんうら 日曜日 うさぎ。→←さかうら ハロウィン 桜にゃんこ@crewさんリクエスト うさぎ。



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Liar.@天性の変態(プロフ) - 眠猫さん» 了解です!シチュエーションの希望はありますか? (2020年9月25日 16時) (レス) id: 944e081d1c (このIDを非表示/違反報告)
眠猫(プロフ) - まふ(受)キヨ(攻)って行けますかね? (2020年8月27日 0時) (レス) id: 290d396106 (このIDを非表示/違反報告)
雪の飴(プロフ) - 小森ワールド@綺羅さん» ちなみにシチュエーションの希望とかありますか? (2020年4月14日 2時) (レス) id: de84b9fca4 (このIDを非表示/違反報告)
雪の飴(プロフ) - 小森ワールド@綺羅さん» 了解です! (2020年4月5日 22時) (レス) id: de84b9fca4 (このIDを非表示/違反報告)
小森ワールド@綺羅 - キヨ(攻)さかたん(受)でお願いします! (2020年4月4日 23時) (レス) id: bd82defe4a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪の飴 x他1人 | 作成日時:2018年12月20日 19時

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