ろく ページ8
怪我の1つがこの暴力から来る物で
膝に目掛けて思いっきり蹴られて右膝前十字靭帯断裂
正直蹴られただけで断裂起きるとは思ってなかったんだけど、医者曰く私の骨自体が余り太い訳では無かったとの事。
だから強い衝撃加わるとすぐ折れるって言われた。
リハビリとか終えた時にはもう千切との連絡も途絶えていた、というか途絶えるように仕向けた
千切に被害がいかないように徐々に関わりを断つようにしていた
……本音は一緒に居たかったけど、ファンクラブの人達が怖かった
それから最初は千切も話しかけてきたりしたけど段々と話しかけてくることも無くなった
それのせいか虐めとかは気付いたら無くなっていた
だけど、私が千切に対する思いは好意から嫉妬に変わっていた
だから気持ちを蓋をする為に自分を殺.し続けた
暫くしてから部活中
たまたま練習に人が足りなく助っ人でゲームに参加してた時
走ってボール受け取った瞬間に足の着地失敗してまた右膝前十字靭帯断裂を起こしてしまった
その時の千切は呆然と立ち尽くしたまま私に駆け寄ろうとしたりしなくてどうしたらいいか分からない、そんな表情していた
もちろんその時の練習は一時中止
私ももうサッカー、走ることすら出来なくなってしまった。
いや、走ることは出来る、けど長く走れないし出来たとしても駆け足位
退院したとてマネージャーには復帰するつもりは無い
いや、もうマネージャー業もまともに出来ないかもと思って退部届出した
後から聞いた話
数ヶ月後千切も右膝前十字靭帯断裂の診断が下されたらしい。
まあ、どうでも良かったが
この時の千切に対する思いは完全に冷めていた。
それからは何もなく高校二年になった
その後も何も無く今に至るわけである
『……とまぁ、こんな感じですね』
「……そんな事が… 」
えぇ……泣いてる……なんでぇ
『まぁ、もう過去の事ですし気にしてないですよ』
「……今も千切君との事は……」
『……まあ、どうとも思ってないですね
ただ好きか嫌いかって言われたら嫌い、ですかね』
『もう、私のお話はよしましょう?
足は平気なので練習の方に戻りましょ?アンリさん』
「どうして、そんなに平然としていられるんですか…」
どうしてって言われてもなぁ……
もう過ぎた事なんだし…?
『はい!行きますよ!!』
とAに引きづられて行くアンリさんでした
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作者名:浅沼恵太郎 x他1人 | 作成日時:2023年2月9日 10時