違うチームの青緑 ページ31
その後、羊くんと解散し家に帰った。
結月から明日の教科に付いてのメッセージが入っていたのでそれだけに返信をし、いつも通りの平日より疲れ切った体に鞭を打つ気にもならずベッドへ身を投げる。
考え事だと言い訳を唱えて目を瞑ると、意識を置き去りに眠ってしまった。
最後にみた時計の記憶よりも短針が2つほど進んでいる頃に母が声を掛けてくれた。
流石にお風呂に入らないのはまずいと少し覚醒した脳で考える。そのまま足を意識的に動かしお風呂に入った所までは覚えている。
が、次の日ベッドの上で髪の毛が濡れていた痕跡を見て、やってしまったと鼻で長いため息を付いた。
いつもより寝癖が酷い髪をなんとか梳かして家をギリギリに出た。
その日は朝から凛と会えてとても幸運だと思った。
着々と近付く体育祭に向けて、私たちは準備に勤しんだ。
そのお陰もあってかその間は嫌がらせが減り、私の心にも余裕ができていたと思う。
「＿＿＿凛、借り物競争に出るの？」
体育祭の準備中、囲んでいた女の子達がわらわらと散って行き、私はその中心にいた凛に話しかける。
借り物競争頑張ってと聞こえて、と付け足すと凛はあー、と私を見た。
「まぁ…。つか、A、隣だ。」
凛と、隣？もしかして一緒のレーンで走るということだろうか。
そうなの？偶然だね、と驚きながらも素直に喜ぶと凛はぜってー負けねぇけどな、といつもの顔で笑った。
クラスに戻ると女の子の間で体育祭グッズがいくらか作られており、私に気付いた結月が近寄って来た。
「これ、Aに似合うと思うんだけど、どう？」
ニヤニヤとした顔で飾り付けられたメガホンを渡されたのでじとりと睨む。
「この色……。凛は違うクラスだけれど。」
関係ない関係ない、と笑った結月を手に持っているメガホンで軽く叩いてお礼を言った。
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名無し(プロフ) - 真昼さん» コメントありがとうございます。意外と凛視点が需要あるようで良かったです。これからも応援して頂けると幸いです^^* (2023年1月30日 16時) (
レス) id: c37b14cb77 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - するめさん» するめさん、続編の方にもコメント頂けて嬉しいです。いつも応援本当にありがとうございます。凛視点はいずれ書きたいと思っていましたが想像よりも長くなってしまいそうです（笑） (2023年1月30日 16時) (レス) id: c37b14cb77 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 初コメ失礼します！凛視点めちゃくちゃ好きです！！最後まで応援します！ (2023年1月30日 9時) (レス) @page2 id: 3174c03de1 (このIDを非表示/違反報告)
するめ(プロフ) - 続編おめでとうございます〜!!凛視点めちゃくちゃ最高です、、、このお話ほんとに大好きです! (2023年1月30日 5時) (レス) id: 85ee5a5c1b (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - お酢雨さん» ご指摘ありがとうございます。修正いたしました( _ _ ) (2023年1月29日 22時) (レス) id: c37b14cb77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無し | 作成日時：2023年1月29日 20時
