5.お揃いっ！ ページ6
貴「うむ、上出来。不器用にしてはよくやった。」
動かす手を止め、鏡に向かって自分を褒めた。
貴「よっしゃ！レッツゴー灰谷家！」
…
蘭Side
…なんで？
貴「見て蘭ちゃん。すごいでしょ。」
なんでAが
貴「お揃いっ！」
オレの髪型マネしてんの？
眼福すぎて目妊娠するんだけど。
蘭「どうしたの？急にお揃いとか〜。」
貴「んーとね…やってみたかっただけ。」
そーやって恥ずかしそうに、ほっぺた赤くしてるの、可愛すぎる。
無自覚なんだろうなぁ…
やってみたかっただけかぁ…
貴「ウソ、蘭ちゃんとお揃いにしてみたかった。」
蘭「天使かよ。」
ちょっと不恰好な三つ編みだけど、それはそれで。
すると、ガチャリと扉の開く音。
竜「兄ちゃん、外にオレらに喧嘩売りにきた不良いるけど。」
蘭「竜胆、いいとこだから邪魔すんな。」
竜「いいとこって…わぁお。」
貴「どう？竜ちゃん。」
竜「天使かよ。」
やっぱ兄弟って似るんだな。
竜「ちょっとA、こっち来て。」
貴「はいはーい。」
竜胆のところへてちてち走ってくAが小動物みたいだ。
竜胆の膝にちょこんと座ったかと思えば、柔らかく笑う。オレのHPはゼロに近い。
竜胆がAの三つ編みをほどいていく。
貴「ちょっと竜ちゃん！これやるの一時間かかったのにぃ！」
竜「はい暴れない。兄ちゃん。」
蘭「しょうがねぇなぁー。」
貴「蘭ちゃぁん…」
蘭「A、めっ。」
貴「…はい。」
手を握って動きを封じれば、大人しくなるA。
その後ろで、竜胆は慣れた手つきで三つ編みを作る。
竜「ん、できた。」
貴「凄い…竜ちゃん天才…！」
綺麗な三つ編みになったAは、満面の笑みで竜胆を褒める。
貴「蘭ちゃん！これでちゃんとお揃い！」
蘭「天使かよ。」
竜「今度はオレとお揃い、な。」
貴「…オールバックにするの？それとも髪をねるねるねるねみたいに染めれば…」
蘭「ね…ねるねるねるねって！」
声を上げて笑えば、「蘭ちゃんはプリンだし〜！」と言ってきたので、竜胆に笑われた。
貴「いひゃい…ゆるひてふたりとも…」
ほっぺをぐにーと引っ張ればすぐに降参する。
竜「いいよ、髪とか染めなくて。メガネかけさせて写真撮るから。」
蘭「Aの写真集近々出来そう。」
貴「それより、外にお客さんいるんじゃ…」
蘭「…忘れてた。」
竜「オレも。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 326人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マナフィ(プロフ) - 東リベ大好きマンさん» 灰谷兄弟って格好いいですよねー！続き楽しみにしてて下さい！ありがとうございます！ (2021年12月11日 17時) (
レス) id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
東リベ大好きマン - 灰谷兄弟の推しなので、続きがとても楽しみです！更新頑張ってください！応援してます！ (2021年12月11日 15時) (レス) @page4 id: b2fbd65eb6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：マナフィ | 作成日時：2021年12月4日 12時
