好かれて、想われて ページ37
覚醒する。夢から出られる!
貴「ハッ…」
目覚めると汽車の中…
良かった…皆は!?
ふと下を見ると炭治郎が膝の上に。
貴「なんで!?」
汽車の中で盛大に叫んでしまった。
なのに皆起きる気配が全くない。
杏寿郎は…女の子の頚を掴んでいる。
何故…そして縄でその子と繋がってる。
膝の上の炭治郎の事にも合点がいった。杏寿郎が立ち上がったから、私の方に倒れ込んで来たんだ。
そしてよく見ると炭治郎にも善逸にも皆に縄が繋がれている。ってことは私にも!
やっぱり…縄で繋がれているのは男の子。
貴「大丈夫…ですか?」
男「はい…大丈夫です…少し…いいですか…」
貴「?はい。」
男「貴女の無意識領域…心の中はは暖かくもあり、冷たかった。」
貴「心の中…」
暖かくもあり、冷たかった。どういう事…?
男「ずっと暖かい空気が満ち溢れていた。なのにどこか冷たい空気が流れていた。でも精神の核から暖かい愛が溢れていた。」
未だに謎でしかない用語があるけどそれがきっと私の心の中…私の本意なんだ。
愛…度々思う…私愛されてるなって。
皆に好かれて、皆に想われて。
私の中でもそれが支えなんだろう。
だって、夢の中でも皆に想われてた。澪や梓咲に…一緒に居られた時間が何より楽しかった。嬉しかった。
冷たい空気…多分それは鬼への底知れぬ憎悪。
でも…それがあってこその私。
貴「ありがとう、教えてくれて。」
男「うん。縄で繋がれてる人は精神の核を破壊しようとしてる。あの人に夢を見せてもらえるように。実際僕も貴女の精神の核を破壊しようとした。ごめんなさい…本当に…」
貴「大丈夫だよ…過去に何かあったのかもしれないけど、私には何も出来ない…辛かったね…」
男の子を抱きしめて、宥めるように。そっと、呟いた。
男「うっ…はい…グスッ」
炭「はぁ…はぁ…起きないと…」
貴「炭治郎っ…!」
男「僕はもう大丈夫です。どうかお気をつけて。」
男の子は泣いて赤くなった目で私を見据えて言った。
貴「うん…貴方も、きっとこれから良いことがあるよ。私のように…」
男の子は奥の車両へ行ってしまった。
貴「炭治郎…炭治郎…」
やっぱり起きない…どうすれば…
カタッ
えっ…何?
ぼてん
貴「あ…禰豆子ちゃん…」
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桃サイダー - 了解しました。(`・ω・´)ゞ (2020年9月27日 1時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
マナフィ(プロフ) - 買いたいけどっ!買いたいけど金欠!それと、続続編楽しみにしててください!リクエストもそっちでやりますので! (2020年9月25日 16時) (レス) id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
桃サイダー - あちゃー、それは悲しいね。でも10月は本当にいろんな意味で金欠になるかもねぇ。ジャンプでは煉獄さんの初任務のエピソードを描いたのが出て、その次の号ではステッカーも付いてくるからね。続続編楽しみだなぁ。 (2020年9月24日 22時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
マナフィ(プロフ) - もうすでに金欠…22巻の特装版、お金無くてキャンセルしました… (2020年9月22日 9時) (レス) id: c16e9a497f (このIDを非表示/違反報告)
桃サイダー - うん、私もLINEのニュースで知ったからね。そうだね、10月は結構金欠になりそうだね(^_^;) (2020年9月22日 2時) (レス) id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マナフィ x他1人 | 作成日時:2020年8月1日 21時