夢見る愛 青×桃

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橙「とりあえず、その服で過ごすわけにもいかんから一旦洗い流してき？」

「うん…」

橙「もう笑 そんなに落ち込まんの！兄ちゃんが新しい洋服買ったるから！な？」

「でもこの服はもう手に入らへん…」

橙「そうかなー？意外とショップに問い合わせたらあるかもしれへんで？」


上流家庭なことをいいことにお金で解決なんて簡単な話


でも、そこまでしてこの服が欲しいわけやない


家庭やお金でモノを言わせるのはそこまで好きちゃうねん


この服も、限定物やったからこそ愛着を持てた


誰かが時間をかけてたくさんの愛情を注いで作ってくれた服やから


それが、大金を払えば簡単に手に入るのならば、それは少し違う


「新しい服、買って？」

橙「同じのやなくてええの？」

「うん。新しいお気に入り探す」


あき兄やってお金で解決はそんなに好きちゃうはず


それでも俺のためならお金を使おうとするところ、あかんところやで


淳太くんにはお金よりも愛情やってあれだけ言うてんのにな？笑


高いものより、淳太くんに似合うものって。


まぁ、そんなこと言いながらもお互いが上流家庭のカップルやから自然と高いものになってるのは黙っておくけど


「洗ってくるからあき兄は待ってて？」

橙「え。一緒に行くで！」

「平気やって笑 俺、もう子供ちゃうし笑」


いつまでも俺のことを幼い子供のように接するあき兄


ほんまに、心配性の過保護やねんから笑

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