夢見る愛 青×桃

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「わっ…！！！」

青「あ…」


クレープを受け取った2人。


次は俺たちの番やとウキウキしてた時、背の高い方が振り返って


ちゃんと前も見ずに歩き始めたせいで真後ろに居た俺と接触


橙「うわ！望、大丈夫か！？」

青「す、すみません…！」

「あ、いや…ちゃんと見てなかった俺も悪いんで…」


男が持っていたクレープがべちゃりと俺の服についてしまった


生クリームとチョコレートでベタベタの服


あき兄が心配してくれるけど、彼は何も悪くない


きっと、まだメニューを見てると思ったんやろう


俺ももう少し距離を取っておけばよかったんや


でも、正直少しショックやった。俺のお気に入りの服。それが汚されてしまったから…


橙「これ、お気に入りやったやろ？」

青「え…」

「あ、いや。気にしなくて平気ですよ！それより、お兄さんは大丈夫ですか？」

青「あ…別にこれくらい平気っす」

赤「早く洗い流したほうがええんちゃう？」

青「せやな。あの、ほんまにすみませんでした」


深々と頭を下げてから俺よりはマシやけど、作業着についてしまったクリームを落としに行った2人


お気に入りの服ってあき兄にはバレてたけど、お兄さんが悪いわけでもないから強くは言えへんかった


でも、やっぱり…


「あき兄ー！！」

橙「おおー、さっきの大人なのんちゃんはどこ行ったん？」

「のんちゃん、大人ちゃうもん！これ、めちゃくちゃお気に入りやったのに！！」

橙「相変わらず、切り替え方がすごいなー笑」


2人が見えなくなってからあき兄に泣きつく


限定物でもう手に入らへんこの服。


水で洗い流したところで無意味ってほどにベタついてる服を触りながら一気に気分は沈んでいく

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