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"流星っ…あなたはそんなことせんといてなっ…泣"
泣きながら俺に言った母親のことは今でも忘れへん
ほんまは親父がそんなことをするのも嫌だったはず
ほんまに愛し合ってた2人やから。他の人に自分の好きな人が毎日そんなんするなんて…
それでも笑顔で送り出さなければいけなかったのは全て金のせい
金さえあれば2人は幸せに暮らせてたのに、金がないからバラバラになってしまった
月に一度だけ届く手紙も、母親の口座に振り込まれる金額も
親父が生きてることは証明してくれるけど、その生活を想像すれば胸が締め付けられる
赤「親父さんは元気そうなん?」
「ほんまのことはわからんけど、たぶんな。俺らに心配かけへんように明るい手紙しか送ってこんから」
赤「流星のおとんらしいな。俺もいつか会ってみたいわ」
「俺も。しげに会わせたい」
そう思っても会わせるなんて簡単な話やない
親父がどこで過ごしてるのかは母親も知らんこと
毎月送られてくる手紙に押されてる消印も、毎回違う地区どころか県まで異なっている
そんなに色んな箇所を転々としながら体を売っているのに、毎月入ってくる金額は妹たちの学校生活が最低限送れる程度
初めは少ないんちゃうかと思ったけど、おかんに言われて気づいた
"借金が大きすぎるのよ。そんな中でこれだけ我が家に入れてくれてる。あの人は今、どんな人とっ…"
そうや。おとんは借金を全部1人で背負ってくれてる。
それを考えれば、妹たちの修学旅行費とか払う余裕は本来ならないはずやのに毎月必ず金を振り込むなんて
ほんまに、親父はどこでどんな人を相手に…
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まかろん(プロフ) - みさきさん» お返事遅くなり申し訳ありません…マロありがとうございます!お名前も!嬉しいです!!亀更新ですが、脳内ではストーリーできていますので完結までぜひ見守って頂けると嬉しいです! (12月5日 18時) (レス) id: db0491fff6 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - こんばんは!恐らく上流下流家庭話をマシュに入れた者です!下請けやら何やら色々送らせてもらいました汗 ちなみに別話ではありますが赤緑の子どもの名前を採用して頂いたりと本当に嬉しいし光栄です!まかろんさん色に染まるのを本当に楽しみにしております! (9月5日 0時) (レス) id: 06114767fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まかろん | 作成日時:2023年9月4日 23時