ブラコン吹奏楽部で何が悪い！3

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「けーいーと！」
「けいと〜起きないと宏太おにいちゃんがちゅーしちゃうぞ♡」
「圭人起きろ意地でも起きろ起きろ起きろ…起きてください…！！！」


「……何の宗教？」
「知らん」


圭人くんを起こそうとする(？)双子の先輩を横目に、パパッと身支度を終えた侑李くん。

うるさい…とつぶやく侑李くん、本日も朝から毒MAXです笑


かわいい弟を起こそうとする宏太くんと雄也くんの声に、圭人くんより先に目を覚ましたのは……。



「……んん」
「あ、涼介が起きた笑」
「涼介おはよ〜」
「涼介おはよ〜！！今日も朝から可愛いね！さっすが俺のおとーと！！」
「んん……おにいちゃうるさい…」

「…え、慧のこと大ちゃんだと思ってやがる…」
「やっぱり普段からこんなんなんだよ大ちゃん」
「なんでドヤ顔してるのお兄ちゃん…涼介大貴先輩だと思って裾握ってるけど…」
「んぇ？…ふふっほんとだぁ笑 俺のこと大ちゃんだと思ってる〜笑」

2人の声に先に目を覚ましたのは、まだ半分目が開いていない涼介くん。

誇張した(？)慧くんの物真似に思いっきり引っかかった涼介くんは、慧くんをお兄ちゃんだと思って裾を握っています笑


「涼介〜離せよー笑」
「……んんぅ…」
「…やっべほんとに信じてる、手離してくれないんだけど笑」
「赤ちゃんみてぇだな笑」
「ってか涼介のこと大貴先輩が起こすことってあるんだ…」
「ナチュラルに失礼だね裕翔」

ぎゅっと握ってくる半分寝ぼけた涼介くんの手を離して、俺だよ！と地声で叫ぶ慧くん。

驚いてビク！と跳ねた涼介くんは、ようやく目が覚めたみたいです笑

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