番外編2 ページ44
きんとき様の言った通りなのかもしれない。
私はずっと名前で呼ばれていたから良くわからなかったけど、相手からすればそう思うのも不思議じゃないのかもしれない。
部屋の前につき、ノックする。
『失礼いたします。……きりやん様……』
Kr「……」
何も答えてくれない。
逃げ出したこと。名前で呼ばなかったことを怒ってるのかもしれない。
『……』
Kr「……」
だけど、ずっとこのままは嫌だ。
笑いかけてほしい。話かけてほしい。
……。
『ね……ねぇきりやん。何か手伝うこと……な……ないかな……?』
……これでいいのかな?
ずっと敬語で話していたから今一しっくり来ない。
きりやんは動かしていた手を止め、バッと目をキラキラさせながら振り向いた。
……なんだろうね。
これはこれで物凄く可愛いって思えるんだけど。
Kr「A!」
『ひゃぁ!』
うおぅ!ビックリした!
な……何でぇ?!
『ちょ!きりやん!何……』
Kr「やっと……やっと呼んでくれた。」
『そ……んなに嬉しい?』
Kr「勿論。大好きな人が呼んでくれたんだもん。嬉しくないはずないわ。」
『そっか』
呼んで良かったのかもしれない。
今まで呼ばなくてごめんね。
Kr「A〜。」
『ん?』
……ん?今なんか……触れ……
頬に熱が溜まるのが分かる。
もしかして今……キ……
Kr「あ。ファーストだった?」
『!!??!??!』
この人ぉぉぉぉぉ!
私のはじめてをぉぉぉぉぉ!
別にいいけど!
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梨乃(プロフ) - コメント有難うございます!確かにそうですねw自分で読み返してもそう思いましたw←うん。直せや。 (2019年9月7日 9時) (レス) id: 9bf702873d (このIDを非表示/違反報告)
ひーちゃん - たまーにシャークんが関西弁になるからゾムさんと間違えるwww (2019年9月6日 20時) (レス) id: f2b8765d0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梨乃 | 作成日時:2019年8月31日 12時